嵐しかり、かつてはSMAP(解散)もそうだったように、ジャニーズタレントは売れてもなお、キツいロケの仕事を与えられる。今では同じ紅白歌手常連となった関ジャニ∞も過酷な夜ロケを体験している。初夏のバラエティ番組には欠かせない心霊ものだ。
そこで丸山隆平は身体に異変をきたすほどの恐怖体験をしている。
「丸山といえば普段から温厚で優しい性格ですが、およそ14年前のロケ中、あるスポット入った瞬間、人が変わったように不機嫌になって、口調も荒くなったことがありました。同行したのは村上信五と安田章大、大倉忠義。ロケ終了後にコンビニで塩を購入。移動車のジャンボタクシーに乗り込んでお清めをしようとすると、丸山がカーテンを頭からかぶってガタガタと震えだし、『運転手さん、早く出してください』と乱暴な口調で急かせたんです」(番組制作スタッフ)
メンバーは買った塩を振り分け、霊媒師から教わった除霊を見よう見まねで行った。やり終えてフ~ッと大きなため息をついていると、丸山が口から白くて大きな煙を吐きだし、やがて自分のなかに戻してみせた。その煙はさながら孫悟空が乗る筋斗雲のようだったという。
「驚いた村上らが、『おい、マルッ! 大丈夫か!?』と心配すると、丸山はとぼけた顔をして『ふへ~っ、なんのことぉ!?』とうつろな目で返してきたとか。霊能力者いわく、丸山が吐いた煙は除霊した際にできる『エクトプラズム』だとか。にわかには信じられませんが、それが本当であれば、丸山はロケ中に取り憑かれたものの仲間の機転でなんとか除霊され、霊は白い煙となって出ていったということになりますね」(前出・番組制作スタッフ)
4人の中でなぜ丸山だけだったのかは不明だが、こんな過酷なロケを乗り越えて、関ジャニ∞は今もアイドルとして君臨しているのだ。
(北村ともこ)