大みそかに放送される「第69回NHK紅白歌合戦」(NHK)の曲順スケジュールが発表され、ネット上ではNHKとジャニーズ事務所の蜜月ぶりに苦言を呈すリアクションが飛び交っている。
年末恒例の紅白歌合戦だが、69回目を迎える今年はトップバッターを白組の三代目J Soul Brothersが飾り「R. Y. U. S. E. I. 」を披露。そして紅組は「天城越え」を歌う石川さゆりがトリを務め、白組の“大トリ”は嵐の「嵐×紅白スペシャルメドレー」に決定。その後、紅にも白にも属さない特別枠としてサザンオールスターズが“最後の歌唱者”としてデビュー曲の「勝手にシンドバッド」と、大ヒットした「希望の轍」をお披露目する。
「一部では急遽参加が決まった米津玄師などのサプライズ“大トリ説”も取り沙汰されていましたが、やはり紅白のラストを飾るのは、通算2回目の大役となった嵐。特別枠のサザンは“スーパー大トリ”などとも言われ最終歌唱者にはなりますが、あくまで“大トリは嵐”という形で、NHKとジャニーズ事務所の蜜月ぶりは変わりません。今回の曲順発表と嵐の大トリ決定に関して、ネット上からも『紅白での嵐の優遇ぶりは異常』『ジャニーズはもういいよ』『どうせ嵐がトリの番組は全部忖度でしょ』『NHKがジャニーズ忖度をやめない限り、受信料を払う気はない』などのブーイングが続々と集まっています。曲順だけでなく、司会抜擢においても嵐は紅白での特別待遇を受けており、視聴者はよりフェアな開かれたキャスティングを望んでいるのかもしれません」(テレビ誌ライター)
思えば、先日の「ミュージックステーション スーパーライブ2018」(テレビ朝日系)でも嵐は大トリを務めており、各放送局の歌謡祭特番で“主役”としての立場を守ってきた。もちろん彼らの人気と実力には疑問の余地はないものの、長い歴史を誇る紅白歌合戦にまでジャニーズ事務所の“パワー”が及んでしまっていることに、純粋な音楽ファンは疑問を隠せなかったようだ。
(木村慎吾)