2018年のフィギュアスケート全日本選手権で、ケガを負いながらも優勝を果たした宇野昌磨選手。試合後のインタビューでは、歩けなくて出場を迷ったけれど、追い込まれた状況の中、自分を信じることができたと答えたが、世界選手権へ向けてのコメントが一部ファンをざわつかせているという。その内容とは、「世界大会でシルバーコレクターと皆さんに言って頂いて、満足できる2位、満足できない2位、たくさんあったと思うが、1位をなるべく目指して頑張りたい」というものだ。
「『1位をなるべく目指して』というところに、ファンが引っかかっているんです。世界選手権に羽生結弦選手が出ることを意識したコメントなのか、というわけです。そもそも羽生選手だったら『なるべく』などと言わず『絶対』1位と断言するでしょう。この『なるべく』と言ってしまうところが、おっとりした宇野選手らしいのですが」(スポーツライター)
確かに羽生選手は絶対王者として世界に君臨している。だが、ISUの世界ランキングでは宇野選手は堂々の1位で羽生選手の3位を上回っているのだ(12月28日現在)。実力的には羽生選手と渡り合える唯一の選手と言っても過言ではないのだから、なるべくなら“なるべく”を言わずに、強気なコメントを聞かせてほしいところだ。
(芝公子)