歌手・沢田研二が1月19日、東京・日本武道館での3日連続公演の初日のライブを開催した。
昨年10月17日のさいたまスーパーアリーナで予定していた公演を「空席が目立つ」という理由で当日ドタキャンして騒動になったのも記憶に新しい沢田。今回は大会場での3日連続公演ということもあり、マスコミが詰めかけたようだ。
「今回の公演もチケットの売れ行きには苦戦していたようです。『女性自身』によれば、約9000席はほぼ満員状態とのことで、キャンセルされることもなく無事に公演を終えたようです。ただし、観客の4割は招待された関係者だったようですが」(エンタメ誌ライター)
公演中沢田は、「ここに来てる皆さんで、『開場までに何か起こるかも』と思った人、いるでしょう?」と自虐ネタを披露。「地道にやっていくしかない。背伸びしなくていい。さいたまスーパーアリーナは背伸びしたんですけど」と笑いを誘ったという。
「ドタキャン後の大会場での公演ですからね。今回は無事に行われるよう、スタッフは必死だったようです。武道館は客がぎっしり入れば、1万4千人ですからね。八角形の会場のかなりの部分や3階席は最初から潰して客を入れず、8000~9000人でも満員に見えるように工夫したんだと思います」(音楽誌ライター)
沢田に気分良く歌ってもらうため、スタッフが配慮したものだろう。しかし、ネット上では「赤字覚悟で武道館公演をやる意味がよくわからない。黒字になる規模の会場でやればいいのに」「小さな会場でも濃密なライブをやった方がファンは喜ぶのでは?」などといった、批判も上がってしまった。
幸い武道館2日目の20日もほぼ満席だったようだが、これはジュリーの言うところの“背伸び”をしまくっての結果なのだろうか。
(石見剣)