2020年末での活動休止を発表した嵐を巡り、ファン同士のいがみ合いが勃発しているようだ。1月30日付の日刊スポーツによると、27日の記者会見後からファンクラブ(FC)への新規入会が急増し、29日までの2日間で約15万人増加。30日時点では会員数が258万人を突破したという。
FCに入るには入会金の1000円と年会費の4000円で、合計5000円が必要。つまりこの2日余りで7億5000万円を超える収益がジャニーズ事務所にもたらされた計算だ。早くも“活動休止効果”が現れた形だが、その一方でこの会員急増がファンの間に軋轢を生んでいるという。芸能記者が指摘する。
「ジャニーズ側では現在進行中のツアーに関して、受付期間の最終日までに会員番号が発行されていれば申し込み可能と発表しており、嵐の姿を最後に一目見ておきたいという駆け込み入会が殺到しているようです。その動きに対して既存のFC会員からは、SNSに『活動休止だからと言って、急いでFCに入会するのはやめてほしい』『本当に嵐が好きなわけじゃないなら来るな』といった書き込みが大量に投稿。なかには友人がFC入会をほのめかしただけで『死んでほしい』と呪いの言葉をかけるケースもあるほどです。このようなあからさまな“新規排除”の姿勢には、『嵐のファンって気持ち悪い』と嫌悪感を示す人もいるようです」
そんな駆け込み入会のファンたちが本物のファンなのか、それとも転売目的を含むにわかなのか。それは活動休止の直後に判明するという。
「KAT-TUNの前例を見ると、嵐の活動休止中にもFCが継続して運営されるのは確実でしょう。熱心なファンにとっては年4回の会報が楽しみかもしれませんが、“にわか”ファンにとってはチケットの会員先行申込という特典がなければ、4000円の年会費を払い続ける意味はありません。それゆえFC会員数が20年から21年にかけてガクンと減ることは確実。その時期に会員継続の手続きを済ませた人が『真の嵐ファン』ということになります」(前出・芸能記者)
果たして21年に嵐のFC会員はどれだけ残っているのだろうか。
(白根麻子)