2020年末での活動休止を発表した嵐が、メンバー全員でグラミー賞の授賞式を訪れた。2月11日に米ロサンゼルスにて開催された授賞式では、タキシード姿の5人がファンによって撮影され、その貴重な姿が話題を呼んでいる。
その嵐が2月6日に成田空港から飛び立った姿は、2月14日発売の「週刊文春」がスクープ。彼らはCM出演しているJALのロサンゼルス直行便に乗り、ファーストクラスを貸切状態にしていたという。この記事から、とある事実が読み取れるというのだ。エアライン事情に詳しいライターが指摘する。
「嵐ご一行が利用した機材にはファーストクラスが8席設置されており、メンバー5人と藤島ジュリー景子副社長が乗っていたのは確実。残る2席に他のスタッフが座ったかどうかは不明ですが、注目すべきは『貸切状態』だったことです。というのもロサンゼルスには7万人を超える日本人が在住しており、JALにとってはドル箱路線の一つ。現地に800社近い日系企業があることからファーストクラスの需要も旺盛ななか、嵐ご一行がファーストクラスを貸切できたということは、相当前の時点に予約を入れていたことは確実なのです」
国際線では1年前から予約することが可能。そしてファーストクラスの利用者には上顧客が多いことから、JALが予約済の客に対して「貸切が入ったから予約を替えてほしい」と依頼するのも不可能だ。つまり今回のロサンゼルス行きは、1年前には決まっていた可能性が高いというのである。
ただジャニーズ事務所ではよく、研修と称して所属グループを海外に連れていくことがあるという。今回もグラミー賞詣でという具体的な目的があり、嵐ご一行が活動休止うんぬんとは関係なく、もともとこの時期に研修に行く予定だった可能性もあるのではないだろうか。
「嵐は現在、20周年ドームツアーの真っ最中。1月に終わった前半と4月から始まる後半のはざまにあるとはいえ、なにかと忙しい20周年イヤーの真っただ中に5泊7日もの長期日程でグラミー賞詣でをするのもおかしな話です。普通に考えれば20周年イヤーが終わった来年に『お疲れ様』と労いの意味を込めて海外に行けばいいだけ。それをあえて急いだのは、17年6月に大野智が嵐としての活動を終えたいという想いをメンバーに伝え、それを受けて18年2月にはすでに嵐の活動休止が決まっていたと考えれば、辻褄が合うのです」(芸能記者)
つまり来年末での活動休止に向けてスケジュールを逆算し、この時期のロサンゼルス行きを決めたということか。この調子では今後も嵐の意外な行動を見ることができるのかもしれない。
(金田麻有)