歌手のGACKTが2月19日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)に出演し、寿司屋での注文に秘めた“食へのこだわり”を力説している。
GACKTといえば、1999年のソロデビュー以降、“成功する為には一番好きな白米を断つ必要がある”との理由で、20年間にわたって白米抜きの生活を続けているとされるが、本人曰く、意外にも寿司屋には定期的に通っているという。
どのようにして白米を食べずに寿司を満喫するのかという点について、GACKTはシャリ部分を残し、その上に乗ったネタのみを食すと説明。本人も「シャリを残して食べちゃうから申し訳ない」と付け加えるも、始めから刺身として注文するという選択肢は無いようで、その理由は酢で締められたシャリの上にネタが乗せられることにより、刺身に纏えない仄かな酢の香りが楽しめるからだという。
「独自の価値観を持つGACKTらしい繊細なこだわりっぷりですが、過去にはモデルのマギーや女優の前田敦子、歌手の浜崎あゆみといった面々も“シャリを残すタレント”として知られ、賛否両論が集まっていました。しかし、健康への意識の高まりや炭水化物抜きダイエットが流行したという背景とは異なり、“仄かな酢の香り”という観点からシャリ残しの理由を説明できるタレントは、芸能界広しといえどもGACKTぐらいかもしれませんね。ネット上には『店が迷惑してないなら問題ないと思うが、こんな客は嫌かな』『食通とかそういうのを超えて食べ物を無駄にするという大問題』とのブーイングも聞こえますが、本人は気にせず我流を貫くでしょう(笑)」(テレビ誌ライター)
単に“痩せたいから”との理由で乱雑にシャリを残されるよりは、料理人による酢締めの技術を噛み締め、ミリ単位の香りの違いを楽しむGACKTの姿勢は、作り手からは案外好評を得ている可能性もある?
(木村慎吾)