活動休止を発表した嵐だが、その勢いは今も続いている。グループとしてはもちろん、ソロとしてもそれぞれが活動の幅を広げている。中でも独自の地位を着々と築いているのが櫻井翔だ。彼は後輩ジャニーズたちの信頼も厚い。
「翔くんを囲む会は、『兄貴会』と呼ばれています。メンバーはKAT-TUN・上田竜也、Kis-My-Ft2・千賀健永、櫻井と同じ元慶應ボーイのSexy Zone・菊池風磨のほか、イレギュラーでNEWSの増田貴久、同じく高学歴でお坊ちゃまのジャニーズWEST・中間淳太が参加しています。その中でもつきあいが長いのは千賀。双方の母親が知り合いだったことから、千賀がジャニーズJr.になる前から櫻井を知っていました」(アイドル誌ライター)
千賀は、地元の愛知県と上京後の長いJr.経験を経て、11年にようやくキスマイとして歌手デビュー。その際、櫻井にマンツーマンで祝ってもらっている。高級レストランを予約してもらい、おそろいの一眼レフのカメラをプレゼントされた。彼が、櫻井信者の第1号といっても過言ではない。それが原因で、芸能界の大先輩に対して失礼な態度を取ったことがあるという。
「それはよゐこの濱口優です。濱口はキスマイがまだバラエティ番組に出始めた12年からおよそ2年にわたって、テレビ朝日のレギュラー番組で一緒になりました。7人にバラエティの基礎を叩きこんだ恩人です。そのころ、千賀から私物の財布をほめられた濱口は、知人のデザイナーに同じ高級革の長財布をオーダーメイドして、サプライズで贈っています。にもかかわらず、千賀は使っていません。その半年後、櫻井から誕生日プレゼントで財布をもらったからです」(前出・アイドル誌ライター)
直近のジャニーズの先輩を重んじた千賀の判断は、誤っていない。しかし、キャリア四半世紀以上の業界の大先輩・濱口の気持ちを無下にしたのは、やや問題ありか。櫻井は意識しないところで、大先輩の芸人を蹴落としていたのだ。
(北村ともこ)