目下、「炎上女王」のイメージがすっかり定着した感のあるタレントの辻希美。
手料理の写真や、家族との何気ない写真をアップしているだけなのに、なぜか大バッシングに発展してしまう不条理は、かつてバラエティ番組で“炎上理由”がクイズになったほどだが、2月26日に更新したブログ記事では「今夜は肉じゃが。後は~サラダと卵焼きと鯖の塩焼きだよ~」と綴り、肉じゃがの写真をアップ。しかし、写真の色味が、にんじんとじゃがいもにしっかり火が通っていないように見えてしまったせいで、その旨を指摘するコメントが殺到してしまった。
その2日後の28日のブログ記事では、夕食であるチキンカレーとブロッコリーサラダの写真を公開。今度の写真では実に美味しそうに見えるが、ネット上には「一週間前もカレーだったよね」「カレーを食べる頻度高すぎでしょ」「先週の金曜にもカレー作って、確か次の日もお鍋いっぱいにカレー残ってたよね」との指摘を受けるなど、日々の献立にもチェックが入ってしまっている。
「もはや、辻とアンチの関係は“ツンデレ”の依存関係にありますからね」と話すのは、ITライター。
「当初こそ、辻は『夫がイケメンで羨ましい』『元アイドルだけあってかわいい』『おバカタレントなのに自分より幸せそう』などと、本当に妬みの対象になっていました。しかし、いまとなっては4人の子供を育てる母親で、家事も料理を含めしっかりやっているわけで、バッシング内容も一部によるただの“イチャモン”です。しかし、そんな重箱の隅を突いたような批判も、辻にしてみれば、それによってブログのアクセス数が稼げていることも事実で、あながち悪い状況でもない。バッシングしている人たちも、その行為が辻の収入に繋がっていて、つまりは辻の生活を支えていることはわかっているはずです。それでも、日々のウサを晴らすために、ネット上では普段は決して口にしないような汚い言葉で辻を批判する。これは、アーティストとファンによる一種の“コール・アンド・レスポンス”が成立しているとも言えるのではないでしょうか」
確かに「先週もカレーだった」と指摘できるのは、相当、こまめにブログをチェックしている読者だからだろう。その互助関係は「あなたのこと嫌い(と言いたいからブログは更新してね)」「何書いても批判されちゃうんです(アクセスが稼げてるからOKだけど)」といった具合だろうか。辻にしてみれば、内心ウハウハといったところ?
(田中康)