3月1日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した俳優の柳楽優弥。柳楽が同番組に出演したのはこれで2回目。初回は中学3年生の14歳だった時のこと。2004年に映画「誰も知らない」がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、史上最年少かつ日本人初の男優賞を受賞したばかりの時で、番組後半には同映画に素人だった柳楽の起用を決めた是枝裕和監督が父兄のように同席。その様子の一部がVTRで流れた。
現在、28歳となった柳楽だが、冒頭から「緊張している人の演技」をしているかのようなド緊張の様子で、黒柳からの質問に丁寧に答えるものの、背筋をピンと伸ばしたまま身体はガチガチだった。
映画シリーズ39作品目「映画ドラえもん のび太の月面探査記」に声優として出演している柳楽は、この放送翌日の3月2日に、都内の映画館で開催された同映画の“サンキュー舞台挨拶”に登壇。“月(ツキ)”があったことや“39(サンキュー)”にちなみ感謝したいことについて聞かれると「ドラえもんの宣伝で『徹子の部屋』に出られたことです」と即答していた。
「マイペースな黒柳が明らかに緊張している柳楽を気遣うように、いつものマシンガントークではなくゆっくりと語りかけるように質問していましたから、柳楽の緊張感は相当だったのでは。番組後半で黒柳が『徹子の部屋にはドラえもんが来てくれたこともあるのよ』と言ったとたん、柳楽の緊張感がフッと抜けたように見えたのが印象的でした。ネット上では『柳楽さんの少年みたいな緊張感がテレビから伝わってくる』『笑った瞬間にふにゃっとなる表情と、そこからすぐまたビシッと硬い表情になる柳楽の真面目さがツボ』など、どんな役でも爪痕を残す凄腕の役者なのに、黒柳の隣で居住まい正しく緊張し続けていた柳楽を、好意的に見守った視聴者が多かったようです」(女性誌記者)
柳楽にはアンチがほとんどいないと言われているが、その理由はおそらく演技が上手いことと、素直な性格が伝わってくるからなのでは。