いつもは皮をむいてそのまま食べるフルーツですが、実は焼いて食べると美容効果がアップするフルーツがたくさんあるのをご存じですか?
栄養価の高い皮を焼くことで食べやすくしたり、焼くことによって栄養価がアップしたり‥‥。それだけじゃなく、焼くことによって糖度が上がるフルーツも多いので、甘いモノが大好きな人にももってこい。美肌やダイエットのために、ぜひ以下の焼きフルーツを試してみてください!
■焼きバナナ
バナナは焼くことによって、オリゴ糖の分子が細かくなります。オリゴ糖には、体内にあるビフィズス菌などの善玉菌のエサになる栄養素。これが細かくなることで善玉菌はオリゴ糖を取り込みやすくなり、増殖することができます。これによって、腸内環境がしっかり整っていくのです。また、バナナには抗酸化作用が高く細胞の老化を抑えてくれるポリフェノールも豊富です。
皮をむいてアルミホイルにくるんだ状態でフライパンで焼いたり、ラップにくるんで電子レンジで40秒ほど加熱したりして食べましょう。
■焼きリンゴ
リンゴもバナナと同じように、加熱することでオリゴ糖分子が細かくなり、善玉菌を増やしてくれます。また、他の果物と比べて豊富に含まれているペクチンなどの食物繊維や、皮に豊富に含まれているポリフェノールも、加熱によって体内に吸収されやすくなります。
リンゴは皮ごと細かく切って耐熱皿に乗せ、レンジで3分ほど温めればカンタンに作れます。ココナッツオイルやオリーブオイルなどを少し垂らしてから加熱すれば、抗酸化作用はよりアップ!
■焼きミカン
ミカンの皮には、抗酸化作用の高いビタミンCや、免疫力を高めるはたらきや美肌効果のあるβクリプトキサンチンが多く含まれています。みかんを焼くことによって、皮に含まれるその成分が果実にも浸透し、実の栄養素も高まるのです。できれば皮ごとそのまま食べたいので、よく洗った状態で焼くようにしましょう。
よく洗ったミカンは、焦げ目が付くまでオーブンや焼き網を使って焼いて下さい。焦げ目がついたら完成です。
■焼き柿
柿は焼くことによってGABAという栄養素が約3倍になります。GABAには血圧を下げたり、精神を落ち着かせたり、腎・肝機能を活性してアルコール代謝を促進させる働きなどがあります。また、血管を広げて血流を促進するはたらきのあるシトルリンという栄養素も、焼くことで約2倍になります。
そのままアルミホイルに包んでフライパンやトースターで約15分ほど焼いて、皮ごと食べてみましょう。甘くてトロトロの食感を楽しめますよ!