山下智久主演の金曜ドラマ「インハンド」(TBS系)の第7話が5月24日に放送され、菜々緒が演じる牧野が娘・美香のために涙を流すシーンが登場。驚きの声が上がっている。
「牧野は頭脳明晰なエリート官僚。変人の天才科学者・紐倉哲(山下)、紐倉の助手・高家春馬(濱田岳)と共に科学的な方法で難事件を解決していきます。今まで悪女役を演じることが多かったために、今回の役を演じるにあたり菜々緒自身も『初めて人間の役をやる感覚に近い』とした上で、“アメリカ帰り”の設定から『身振り手振りを多くしてみたり、全く別の役柄を演じているという意識でやらないと、今までの癖みたいなものに引っ張られる』と“脱悪女”の苦悩を口にしています。プロデューサーからは『一生懸命な感じがとても可愛らしい』と評判も上々のようです」(芸能ライター)
第7話では、入院している牧野の娘・美香が免疫に欠陥があるPID(原発性免疫不全症候群)が発覚。なかなか有効な治療法が見つからず、容態が急変する娘の姿に涙する牧野演じる菜々緒に「菜々緒さんの泣き演技新鮮」「菜々緒様の涙、尊い…」「菜々緒 演技力上がってない?」といったコメントが寄せられている。
「本人も初めて悪女役のオファーがあった時に、『願わくば行けるところまで突き進んで、皆さんに“悪女じゃない役をやらせたらどうなる?”と興味を持ってもらえるところまでたどり着けたら理想的』と雑誌の取材に答えています。デビューから10年、初めてその役が来たというわけです」(女性誌デスク)
今後の菜々緒について、こんな展開を予想する声もある。
「菜々緒以前に悪女を演じてブレイクした女優といえば、『黒革の手帖』(テレビ朝日系)など松本清張シリーズでヒロインを演じた米倉涼子。そんな米倉も『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズがきっかけで、今では視聴率女王と呼ばれるまでになりました。これまでの経歴だけ見れば、その可能性も充分にありますよ」(エンタメ誌ライター)
ポスト米倉として、悪女役で一時代を作った菜々緒。30歳になった今、米倉を脅かすような本格女優になることができるのか。今後の菜々緒から、しばらく目が離せない!?
(窪田史朗)