女優・石原さとみ主演のドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」(TBS系)の初回が7月9日に放送され、平均視聴率10.8%をマーク。ネットでは「石原さとみフレンチ合いすぎる!美!可愛い!キラキラ~」「真っ赤に塗られた唇好き」といった声が上がる一方で「ヘブン少し演出過剰な気もする」「ヘブン演出が残念、さとみの無駄遣い」「なんかこのドラマ小ネタがうるさいな…」といった声も聞かれ、賛否両論を呼んでいる。
「このドラマは、佐々木倫子さんの同名マンガが原作。お店を繁盛させる気など毛頭なく、自分が心ゆくまでお酒と食事が楽しみたいだけのオーナー黒須仮名子(石原)が開いたフレンチレストランを舞台に、変わり者のオーナーと個性あふれる従業員たちが巻き起こすコメディです」(テレビ誌記者)
集まった従業員役には、営業スマイルのできない元レストラン勤務の福士蒼汰や、元美容師の志尊淳、元牛丼店店長の勝村政信、三つ星レストラン出身の段田安則、元銀行員の岸部一徳たちが、個性的な従業員を演じている。
「そんな中、第一話では福士蒼汰演じる伊賀観を仮名子が、『如月くん』と呼び間違えるシーンが登場。これにはネットも反応。『フォーゼきたー!』といったコメントが寄せられました」(前出・テレビ誌記者)
“如月”は、かつて福士が演じたヒーローもの「仮面ライダーフォーゼ」(テレビ朝日系)の主人公・如月弦太朗を思い出させる小ネタ。その他にも葬儀場の遺影には、あのお笑い芸人・サンシャイン池崎の写真が飾られ、これを観た視聴者からは「まさかのサンシャイン池崎!」「サンシャイン池崎の葬儀(笑)イェーイと遺影のダジャレかよ!」といった声も上がっている。
「今回のドラマのチーフ演出家・木村ひさし氏は、小ネタ大好きの演出家。2016年に放送された松本潤主演の日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)では平均視聴率17.2%、2018年に放送されたSEASON IIでも17.6%と高視聴率を獲得。内容もさることながらセリフから美術に至るまで細部にわたって小ネタが散りばめられ、そのあたりも話題を呼びました。しかし今回はどうでしょう。石原ファン、原作ファンからクレームが来なければいいのですが…」(制作会社プロデューサー)
まずは視聴率二桁発進となったこのドラマ。過剰な演出が吉と出るか凶と出るか。今後の展開が楽しみだ。
(窪田史朗)