首のこりや肩のこり、むくみ、頭痛、ストレス、不眠……。これらの不調を改善するには、筋肉のこわばりをほぐし、血行をよくする「蒸しタオル」での温めがオススメです。暑い時期は冷たいものばかり欲して、体内が冷えてしまうことがありますから、「温める」ことも重要になるのです。そこで、蒸しタオルの活用法をご紹介しましょう。
■「蒸しタオル」の作り方
手軽なのは「電子レンジ」を使用する方法です。タオルの水分が多過ぎるとうまくいきません。また、袋などで密閉してしまうと、蒸気が逃げられずに爆発する可能性がありますので注意しましょう。
1.タオルを水で濡らし、しっかりと絞る
2.500Wの電子レンジで1分間を目安に温める
※温め過ぎると高温になります。火傷には十分に注意してください。熱過ぎないことを確認しながらタオル全体に触れ、ちょうどよい温度になってから首や肩、顔などにのせます。熱過ぎる場合は、タオルを広げて適温になるのを待ちましょう。
■首や肩のこりが気になる場合
イスに座り、首や肩に巻きつけるようにタオルをのせて目を閉じます。じんわり温まるのを感じましょう。
■頭痛や眼精疲労が気になる場合
肩や首のこりによる血行不良が原因で頭痛となっている場合は、前述の首や肩の温めを行いましょう。目の疲れからくる頭痛や疲労の場合は、仰向けに寝て目を閉じ、目の周りをタオルで覆いましょう。
■足のむくみが気になる場合
お尻をついて座って両脚を伸ばし、蒸しタオル2枚をのせましょう。タオルの上から掴むようにして脚をマッサージすると、より筋肉の緊張をほぐしやすくなります。
注意したいのは、気温が高い中で行い、逆に気分を悪くしてしまうこと。それでは元も子もありませんから、室内の温度を調節して、過ごしやすい室内で行なってください。夜でも冷房を使用している人ほど、手先や足先が冷えている可能性があります。冷えはこりや不調の大きな原因の一つですので、積極的に温める時間を設けましょう。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)