NHKの連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚を演じて一躍有名になったディーン・フジオカ。ドラマで五代が病死し、登場しなくなったことで「五代ロス」という言葉が生まれ、中高年女性のハートが枯渇していたところに躍り出たのが、成澤泉を演じる瀬戸康史だ。
「フジオカと同様に、瀬戸も少女マンガから飛び出てきたような容姿の持ち主。シュッとしたプロポーションにクリクリした大きな目は、わかりやすいイケメンです。フジオカが演じていた五代は落ち着いた大人の男性でしたが、対する瀬戸が演じている成澤は、やんちゃな永遠の少年タイプ。女性が飛びつくのも無理はありません」(民放ドラマ制作スタッフ)
瀬戸は10年前に芸能界デビューを果たし、オタク女子から絶大な人気を誇る「ミュージカル テニスの王子様」に出演。08年には「仮面ライダーキバ」(テレビ朝日系)で主演に抜擢され、活躍こそしていたが知名度は高くなかった。
「NHKはそんな瀬戸に5年前から『グレーテルのかまど』(Eテレ)というスイーツにまつわる教養番組の司会をさせて見守ってきました。NHKはジャニーズ以外の男性タレントに早くから目を付け、機が熟したら野に放つパターンが多く、瀬戸もその1人。小栗旬、三浦春馬、池松壮亮、斎藤工も同パターンでした」(前出・民放ドラマ制作スタッフ)
NHKは番組制作のみならず若手俳優の発掘、育成にも一家言あるようだ。