去年、シングル曲「U.S.A.」が大ヒット、パフォーマンスの「いいねダンス」も大流行して一躍時の人になった男性7人組のダンス・ボーカルユニット「DA PUMP」。8月7日には新曲「P.A.R.T.Y~ユニバース・フェスティバル~」がリリースされ、早くも熱い注目を集めている。
「主題歌に決まった映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』の公開記念舞台あいさつが行われた7月28日には、7人全員がゲスト出演。ISSA自身が仮面ライダーバールクスに変身するだけに感慨もひとしお。『平成仮面ライダー史を凝縮した集大成。参加できてよかった』とコメントを残していました」(女性誌記者)
「U.S.A.」の“ダサかっこいいミュージックビデオ”がネット上でバズったのは、2018年の5月頃。YouTubeで公開されるや3日間で50万回再生を突破。10月には1億回再生を突破して空前の大ヒットとなった。社会現象にまでなり、去年のNHK紅白歌合戦にも出場。今年6月には念願だった日本武道館のステージに16年9カ月ぶりに立った。
しかし、ここまでの道のりは、決して平坦ではなかった。
「8月1日に放送された番組『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)に出演。その中でISSAが、解散の危機から再ブレイクまでを赤裸々に語っています」(テレビ誌ライター)
1997年、沖縄出身の4人組としてデビューした「DA PUMP」。98年から5年連続でNHK紅白歌合戦にも出場。ところがその後メンバーの脱退が相次ぎ、窮地に追い込まれたISSAはメンバー集めに奔走して9人体制で再スタートを図る。ところがISSAの女性問題によるトラブルなどからグループは空中分解の危機に陥った。
「ISSAは一時、DA PUMPの看板をおろそうかと悩んでいた時期もあったようです。その時、事務所の社長に『ISSAがいる内はDA PUMPでいいんじゃない』と言われ、吹っ切れたと以前取材を受けた際に告白しています」(前出・テレビ誌ライター)
そうした危機を乗り越えて、再始動したDA PUMPが再ブレイクのきっかけを掴んだのが、メンバーのKENZOが提案したショッピングモールで行った無料ライブ。このライブの大成功を足掛かりに、DA PUMPは見事去年再ブレイクを遂げる。
今年の4月には第一子も誕生したISSA。40歳を迎え、復活第二章はこれからが本番だ。
(窪田史朗)