03年4月以降、これまで20作品以上が公演されているミュージカル「テニスの王子様」。この舞台を機にスターダムにのし上がった俳優は数多くいる。舞台関係者が話す。
「志尊淳、城田優、斎藤工、桐山漣、瀬戸康史といった今をときめく人気俳優を数多く輩出しています。若手イケメン俳優の登竜門と言われていて『2.5次元』ジャンルの先駆けでもあります」
その通称「テニミュ」に8代目青学・堀尾聡史役でデビュー。次代を担うイケメン俳優の一人として期待が高まっているのが志茂星哉だ。
「神奈川県出身の20歳で、乙女心をくすぐるやんちゃなルックスとパワフルな演技のギャップが魅力です。現在は『東京ワンピースタワー』のライブアトラクション『MARIONETTE』で主役のルフィ役を務めていて、関係者の間では今後ブレイク必至とみられています」(前出・舞台関係者)
志茂が注目されている理由は、次回作の舞台で「悪役」を演じるからだ。
「略名『六三四(ムサシ)』という殺陣やダンスをモチーフとしたエンターテイメント“劇男”です。志茂の役どころは躊躇なく人を殺す『久遠』。本人は『笑う時でもゾッとするような狂気をまとうように稽古している』と話していましたが、これからの潮流は、舞台でイケメンが悪役を演じるというのが一つのポイントになりそう」(前出・舞台関係者)
悪役がハマるイケメン俳優といえば、綾野剛、松坂桃李、窪田正孝、間宮祥太朗、神木隆之介などがあげられるが、はたして“王子様”だった志茂がどんな悪役を演じるのか。六三四の舞台「結び~MUSUBI~」に注目したい。