TBSで半年に一度の名物特番「オールスター感謝祭’19」が9月28日に生放送され、10月期ドラマのキャスト陣が集結した。TBSの総力を結集した豪華出演陣でスタジオは華やかな雰囲気に包まれたが、その顔ぶれに視聴者から疑問の声があがっているという。
「金曜ドラマ『4分間のマリーゴールド』からは福士蒼汰と菜々緒、そして火曜ドラマ『G線上のあなたと私』からは波瑠と中川大志で、いずれも主役級のキャストが勢ぞろいしました。ところが日曜劇場の『グランメゾン東京』では沢村一樹と及川光博という人気俳優二人が顔を見せたものの、肝心の主役が不在。視聴者からは《なぜキムタクがいないの?》《キービジュアルでは真ん中にいるのに…》と残念がる声が続出していましたね」(テレビ誌ライター)
その木村拓哉は「MR.BRAIN」や「南極大陸」、「安堂ロイド」などいくつものTBSドラマに出演しているが、これまで一度として「オールスター感謝祭」に出演したことはない。だからといってSMAP勢が感謝祭出演NGだったわけではなく、中居正広は「グッドニュース」(99年)などで、草なぎ剛も「猟奇的な彼女」(08年)で出演している。つまり、出演しない理由は“キムタク”にあると言えそうだ。
「事務所内でキムタクを特別扱いするのはいいのですが、芸能界全体のバランスというものもあるはず。沢村や及川については芸歴面で後輩という解釈もできますが、今年1月に公開された映画『マスカレード・ホテル』の公開前には、これでもかというくらい番宣でバラエティ番組に出まくっていた木村が、この『感謝祭』は避けているというのは、心象の悪さが否めません。また、今回は『世界陸上』開催地のドバイから生中継で織田裕二が出演しています。織田のデビューは87年4月の『湘南爆走族』で、87年11月入所のキムタクよりも先輩と言え、また実年齢でも織田はキムタクの5歳年上。そんな織田が出演を快諾した『オールスター感謝祭』をキムタクが固辞したのだとすれば、事によっては《キムタクは織田裕二よりも偉いのか?》という疑問が発生しかねない事態でしょう」(前出・テレビ誌ライター)
この責任は数字で返すしかないはず。「グランメゾン東京」には、17年1月期のキムタク主演ドラマ「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)の平均視聴率14.5%を突破することが義務付けられたも同然ではないだろうか。
(白根麻子)