今、10~20代の間でトレンドの「TikTok」。ダンスや歌の動画を投稿するイメージがありますが、実はTikTokの楽しみはそれだけではなく、グルメやペット、スポーツ、日常、イラスト、料理などのHow Toも投稿されている、モバイル向けショートムービープラットフォームなんです。
そんなTikTokには、YouTubeでYouTuberが生まれているように、“TikToker”なる話題の投稿者が続々登場しています。例えば、こんな2人のTikTokerがいるんです!
■飼育員さん zookeeper
長崎バイオパークという動物園の職員で、宣伝担当を務める飼育員さん zookeeperは、日々、動物たちの愛らしい姿を紹介する動画を投稿しています。フォロワー数は9月末時点で28.9万人にも上り、異常な人気ぶり。とくに27万以上もの“いいね”を獲得している、大玉スイカを一口で丸ごと食べるカバの動画は圧巻! その他、カピバラの赤ちゃんとじゃれあったり可愛い姿を映したりと、真の動物愛を感じる動画がいっぱいです。
そして実はこの方、バックグラウンドがすごいんです。イギリスで最古かつ最大規模の国立大学である、ロンドン大学を卒業しているのだとか。TikTokからのインタビュー内容によると、「今は動物愛護や絶滅危惧種が増えているなどの問題があるものの、数字ベースで頭で考えるのではなく、気持ちの入った、愛情をベースにした考えを持って欲しい。だからいろいろな機会を作りたいと思っています。TikTokはその一つ」と答えています。動物の面白くて可愛い動画を投稿して動物園への入園数をアップさせるだけでなく、こうした深い精神があったとは驚きますね。
■和菓子クリエイター 岡本伸治さん
三重県四日市市の『夢菓子工房ことよ』3代目の岡本伸治さんは、和菓子クリエイターとして練り切りの創作動画をTikTokに投稿し続けています。フォロワー数は9月末時点で約5.2万人。中でも、お刺身を模した羊かんを店で販売したときはTwitterで話題になり、メディアで取り上げられました。そのお刺身和菓子はTikTokへも投稿され、岡本さんの投稿の中でも評判がよく、1166いいねを獲得しています。
TikTokからのインタビューによれば、「もともと娘さんがやっていたTikTokを自分がやってみたところ、いつのまにかドハマりしてしまった」とか。海外でも和菓子を教えているという岡本さん。TikTokの動画を見せれば一目瞭然なので、コミュニケーションツールとしても役立っているそう。
よく知るキャラクターの練り切りや、きれいなお花の練り切りが巧みなワザで、しかも早回しで見ることができるのは実に圧巻。それがこのプロ中のプロによるものだというのですから、思わずフォローしたくなりますよね。
このように、TikTokはダンスだけではない、動画SNSとしての存在感がグンと増しています。ぜひお気に入りのクリエイターさんをみつけ、今後もチェックしていきたいものですね。自分がクリエイターになりたい人は、今が狙い目かもしれませんよ。