法律違反の薬物を所持していたとして7月29日に逮捕され、10月30日に懲役6カ月、執行猶予3年の判決を言い渡されたロックバンド・RIZEのベーシストでDragon AshのサポートベーシストでもあるKenKenが、11月3日に茨城県水戸市で行われたギタリスト・佐藤タイジのライブに、当初、出演するなどと発表されSNS上で物議を醸した件について、佐藤が1日、「配慮が不十分であった」と謝罪し、KenKenの出演も見送られた。
「佐藤さんは自身のニューアルバム『My Hero』のツアーを開始し、3日水戸、4日は宮城県柴田町でライブを開催しました。この2日間にKenKenを出演させるつもりのようだったんですが、SNS上で多くの批判を受けて、KenKenの出演は取りやめにするしかなかったようですね」(音楽誌ライター)
佐藤の発表にはネットで「本気で言ってますか?ありえません」「有罪判決が出たばかりのKenKenを出演させるなんて何考えてるんだよ、絶対あかんでしょ」「RIZEやDragon Ashのメンバーの許可取ってるの?彼らに迷惑かけないで!」「盟友を助けたいと思ったタイジさんは悪くないと思います」といった反応が起きていた。
Dragon Ashのメンバー・櫻井誠は自身のツイッターで、この件についてと思われる内容で「愕然。全く聞いてないし、俺らの事なんてどうでもいいのか」とつぶやくなど、関係者にも動揺が広がっていた。
佐藤はその後、公式サイトを通じて、自身のファンやKenKenのファン・関係者に謝罪し、「KenKenの出演に関しまして見送らせていただきます」と報告。さらにツイッターではDragon Ashのメンバー、ファン、関係者に謝罪した。
「Dragon Ashも現在ツアー中ですからね。KenKenの情報は寝耳に水だったでしょうし、随分戸惑ったでしょうからね。問題になって即出演見合わせにしたのは良かったと思います」(前出・音楽誌ライター)
まだ判決が出たばかりのKenKen、まずはきちんと反省して薬物を断ち切ってから、また素晴らしい音楽を作ってほしいものだ。
(石見剣)