お笑いコンビ・アンタッチャブルの柴田英嗣が11月16日放送の「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)に出演し、相方の“ザキヤマ”こと山崎弘也との関係性について言及している。
同放送回ではコンビ間の不仲を噂される芸人や、逆に私生活でも親交がある仲良しコンビの芸人らがゲストとして登場。親密な関係性を築く芸人コンビからほのぼのとしたエピソードが次々に披露されると、相方のザキヤマと絶妙な間合いとコンビネーションで2004年のM-1グランプリを制しながら、その後ある時期を境に一切共演しなくなってしまったアンタッチャブルの柴田は「皆、本当に勘違いしてる。うちは本当に仲が良いんですって!」と必死の主張を展開。
世間からのイメージとは裏腹に実際のコンビ仲は良好だとアピールするも、土田晃之から「柴田がこの番組で言ってるだけで、ザキヤマからは一切(仲が良いとは)聞かないもん」と指摘され、「言わない性格なだけ。あとは俺のちょっとちょっとのニュースが嫌なだけ。生き方が嫌なだけ。月に1回ないし、2カ月に1回くらい飲みに行ってるんですよ」と必死の反論。続けて、「じゃあなんで一緒にテレビに出ないの?」と尋ねられると、柴田は「山崎に聞いてくれよ!」と返すに留まっている。
「アンタッチャブルの2人がなぜ共演しなくなってしまったのか、という疑問は長くお笑いファンの間で叫ばれているミステリーではありますが、柴田本人が自白している通り、やはり彼の“ちょっとちょっとのニュース”が原因なのでしょう。過去には女性問題でトラブルがあったと一部で報じられ、相方としてその悪影響を被ったザキヤマの怒りが爆発したとも伝えられましたが、実際のところ、ザキヤマにとって柴田のツッコミが自身のボケを生かす唯一無二の存在ではなくなったというのが大きいのかもしれません。ザキヤマは他のボケを覆い隠すほどの質と量でボケ倒す芸風ですから、出演する番組ごとに様々な共演者から最良のツッコミを頂戴し、今や有吉弘行やカンニング竹山、さらにはロンドンブーツ1号2号・田村淳といった面々の方がザキヤマと絡む回数が増えてしまっているのが現状。ザキヤマからすれば、“ちょっとちょっとのニュース”の巻き添えで自身の芸能活動に支障をきたすリスクを犯してまで共演するほど、柴田を代役不在とは考えていないということでしょう。いずれにしても、アンタッチャブルというコンビの関係性について言及するのがいつも柴田側だけ、という事実が全てを物語っていると言えますね」(テレビ誌ライター)
仮に月1回のペースで飲みに行っているとしても、それがそのままコンビとしての再共演に繋がっていないのは、やはり柴田への不信感や絶対的な信頼が崩れているとも考えられる。
今や芸歴も25年を数えており、それぞれが独自の存在感を確立してしまっている以上、今後も2人の揃い踏みの実現は期待薄なのかもしれない?
(木村慎吾)