2019年も芸能界では様々な不祥事が発覚し、多方面での混乱を巻き起こしているが、中でもお笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が度重なる騒動の間接的被害をもろに受け続けていたとして話題を集めている。
まずは今年6月に発覚した吉本興業所属タレントによる反社会的勢力への闇営業騒動で、雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮が当事者として大きな批判に晒されると、亮とバラエティ番組「おかべろ」(フジテレビ系)で共演していた岡村はその対応に追われ、また、長年の戦友である極楽とんぼの加藤浩次が生放送中に吉本幹部への糾弾を展開した際には、不仲説も囁かれたダウンタウンの松本人志へ急遽連絡し、“加藤を守ってあげてください”と懇願したとされる。
最終的に加藤が“エージェント契約”での吉本残留を果たした事で空中分解を避けることは叶ったものの、岡村は休む間もなく、今度はプライベートで親交の深い「アローン会」メンバーであるチュートリアルの徳井義実による所得隠し騒動でもてんやわんやの状況に。直後の放送となった「FNS27時間テレビ」(フジテレビ系)での名物コーナー、“ラブメイト10”では徳井も出演予定だった事を示唆したが、その代役として急遽登場したのは大御所のビートたけしとなり、明石家さんまにたけし、そして今田耕司という大先輩に挟まれながらその役目をしっかりと果たしていた。
「宮迫とは若手時代に一緒に住むほどの仲でしたし、過去に岡村が半年ほどの休養から復帰した後のバラエティ番組では、泣きながら『お帰りなさい』と迎えてくれた宮迫と号泣抱擁する姿も話題になりました。宮迫、徳井、亮と、岡村の周囲の人間が次々に不祥事を起こす中、極め付けは女優・沢尻エリカ容疑者の薬物逮捕です。これにより、岡村も出演していたNHK大河『麒麟がくる』は異例の放送中止の可能性すら出ており、初めて掴んだ大河出演の晴れ舞台に泥を塗られる格好となりました。3月に岡村の出演がNHKより発表された際には『とにかく大抜擢です』と喜び、周囲に迷惑をかけないよう台本はしっかり覚えますと意気込んでいただけに、放送ピンチとなっている現状はとても残念ですね」(テレビ誌ライター)
自身の初の大河出演に加え、周囲の不祥事によって混乱を極めた岡村の2019年。残された12月だけはなんとか平和な1カ月であってほしいところだが…。
(木村慎吾)