お笑いコンビ・クワバタオハラのくわばたりえが1月4日放送の「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)に出演し、不貞騒動を笑いで乗り切ろうとする千原兄弟の千原せいじへ怒りをぶちまけている。
番組冒頭、司会の明石家さんまが笑いながら「あいつ来とんねん、また」と、2019年5月と11月に2度にわたって複数女性との不貞が発覚したせいじを紹介し、「深く反省しとんねんな?」と振ると、せいじは「もちろんっす!」と返答。しかし、その姿勢から反省の想いが感じられなかったのか、くわばたは「普通、反省する人は帽子取るんじゃないですか?おかしいですよね」と指摘し、せいじも「はい!おっしゃる通りです」とタジタジの様子だった。
また、くわばたは半年の間に2度も不貞騒動を起こしたせいじについて「1回目の時も絶対分かるじゃないですか、子供も奥さんも悲しい思いしてんの。それをちょっと面白おかしく、丸く収まったからって調子乗って」と吠え、さらにそのせいじを笑いで救おうとする周囲にも「新年早々、先輩がまた面白おかしくやるから。だから嫌やねん吉本! 去年大変やったやろ! 自分で自分の首絞めてるんですよ、全員で」と怒り。不祥事を笑いでごまかすような吉本芸人の風習に苦言を呈している。
「くわばたはかつて自身も吉本興業の養成所に在籍していたからこそ、吉本芸人の縦と横の強い繋がりを知っており、その絆が不祥事の際には悪い意味で発揮されてしまう現状に辟易しているのかもしれません。さんまもくわばたの“正論”には『すいません。吉本の悪い所です』も猛省し、ネットからも『くわばたさんの言う通り。吉本興業は“笑いに変えればなんでもOK”みたいな所が本当にある』『全くその通り。一般的には笑えない。デリカシーなさすぎだし、ネタにした所で奥様や子供が可哀想。なんでもイジれば良いってもんじゃないから』という声が寄せられています。MCの大先輩ですら笑いながら自身の不貞をネタにし、周囲にも吉本の身内の芸人がズラリと並ぶ環境下で、帽子も取らずに謝罪していては世間からも反省しているとは思われないでしょう」(テレビ誌ライター)
いずれにせよ、“2度あることは3度ある”とならぬよう祈りたいが果たして…?
(木村慎吾)