3月30日に開幕するフィギュアスケート世界選手権を前に、23日の「すぽると!」(フジテレビ系)では大会前の羽生結弦選手のインタビューが放送された。
優勝争いに絡んでくると思われる前回優勝のハビエル・フェルナンデス選手と過去3連覇の記録を持つパトリック・チャン選手、2人のライバルについて問われた羽生選手は、「フェルの4回転が理想型だと思っている。(彼の滑りは)何か自分で探すきかっけになると思っている」と答え、チャン選手についても「見せ方を知っている。見せるスケートをしつつ、クリーンな演技をするところがすごい。僕が学んでいかなければならないところだと思う」と、それぞれの長所を絶賛した。
スポーツ紙の記者はこう分析する。
「NHK杯で世界歴代最高得点を出した時に、この記録を更新するのは難しいと言われていました。そんなプレッシャーの中、GPファイナルの330.43点で更新してのけた羽生選手ですから、世界選手権でも世界歴代最高得点を狙ってくるはず。羽生選手は、これまで試合の中には入れてこなかった違う種類の4回転を入れるだけでなく、演技の構成の難易度をさらに上げると公言し、ハードな練習を続けています。ライバルのチャン選手は欧州選手権の290.21点が自己ベスト。羽生選手に次いで300点台を達成したフェルナンデス選手も得点は302.77点。いくら彼らが演技構成の難易度を上げても、完璧な演技をする羽生選手には届きません。ライバルへのコメントにも、そんな羽生選手の余裕が感じられます」
「羽生伝説」再び、となるか!?
(芝公子)