人気モデルの藤田ニコルを巡り、母親と所属事務所のオスカープロモーションがギャラで揉めていると報じられている。「週刊新潮」2月27日号によると、ニコルの仕事が増えるのに伴って事務所側の人件費がかさんだため、ギャラの配分で事務所の取り分を増やすことに。これにステージママでもある母親が猛反発し、一時は訴訟を辞さずという状況にもなっていたという。
「この手のトラブルでは、芸能界事情に理解のない親が原因というケースが多いもの。ただニコルの場合、仕事が増えたからといって事務所の人件費がかさむというのもおかしな話です。彼女に関わるスタッフの人数が増えたにせよ、ニコルの稼ぎが増えれば事務所に入る金額も増えますし、彼女の仕事量ならスタッフの人件費など余裕で吸収できるはず。そもそも売れっ子になると本人の取り分が下がるなんて話は聞いたことがありません」(芸能ライター)
そこで気になってくるのがニコルの収入事情だ。彼女はいくつもの番組でギャラが歩合制になっていると告白。芸能界ではモデルが歩合制なのは当たり前の話だが、ことニコルに関しては事情が変わってくるという。
「問題の発端は“モデル”のニコルが、バラエティ番組をはじめとするテレビ出演で大いに稼いでいることにあります。オスカーでは6000人超のモデルを抱えるなか、女優やテレビタレントなど“芸能人”の多くは歩合制ではなく給料制になっています。もちろん米倉涼子や上戸彩クラスになると相当な金額をもらっていますが、歩合制のニコルは働けば働くほどギャラが増える青天井ですから、もはや米倉の年収すら超えている可能性があるのです」(前出・芸能ライター)
事務所としてはまだ22歳のニコルが44歳で看板女優の米倉より稼いでいるとしたら、なんとも具合の悪いところ。本音としてはニコルも給料制にして、事務所内の序列に従った金額に抑えたいところではないだろうか。
「そのためにもニコルの取り分を下げるという判断になったのかもしれません。しかし母親としては納得できないのも当然でしょうし、給料制へ変更するのも受け入れられないはず。両者が納得する落としどころを見つけるのは相当大変そうです」(前出・芸能ライター)
昨年には芸能仕事の激減した剛力彩芽が給料制から歩合制に変わったと報じられていた。「美少女コンテスト」出身者は基本的に給料制らしいが、剛力の例にならえば、仕事が増えたら歩合制から給料制に変わるというパターンもあるのかものかもしれない。
(白根麻子)