「TBS朝の顔」を、落語家・立川志らくにとって代わられたTOKIOの国分太一。昨年9月末、およそ4年半MCを務めたTBS朝の情報生番組「ビビット」が終了。後番組で現在放映中の「グッとラック!」は、舌鋒鋭い志らくが司会。国分が持ち合わせていない毒と説得力ある私見は評判がいい。
それでも、2児のパパである国分は、主婦層の支持を手離していない。平日(月~金)午前の帯番組「国分太一のおさんぽジャパン」(フジテレビ系)が続行中。さらに2月2日から東海テレビで、日曜午後の情報生番組「タイチサン!」がスタートしている。ジャニーズの30年選手がローカル番組の看板になるのはきわめて異例で、準レギュラーには後輩でNEWSの小山慶一郎が起用されている。
そんな国分が、先輩ジャニーズと意外な接点を持つことはあまり知られていない。そもそも国分はフットサルチームに参加しているため、事務所内における交流は多いが、先ごろジャニーズ退所を発表した中居正広とも実は仲がいい。
「国分と中居が仲良くなったのは、野球。中居は大のジャイアンツファン。国分も、小学生の頃から野球好きで経験者。合宿所生活時代はずっと野球のファミコンに興じていたといいます」(アイドル誌ライター)
たのきんトリオ(近藤真彦、田原俊彦、野村義男)に続いて光GENJIが社会現象を巻き起こした後、スターが巣立った合宿所はもぬけの殻となった。そのとき住んでいたのが、中居とTOKIO・城島茂。具が少ないカレーを作って、共に食べていた。そこに遊びに来たのが国分。ファミコンで親睦を深めたのは、この頃だ。
「今ではスケジュールを合わせることすら難しくなった2人ですが、15年に開かれたジャニー喜多川さんの誕生日会で顔を合わせました。目撃者によると、2人は10分から20分ほどじゃれ合い、中居が国分のネックレスをわざと引っ張って、ちぎったそう。国分はガチでヘコんだそうですが、閉宴後にラーメンをおごってもらったことで、チャラにしたのだとか」(前出・アイドル誌ライター)
16年にSMAP解散が決定したとき、中居は「ビビット」の司会をしていた国分宛に、「なんかごめんな」と詫びるメールを送ったという。
苦労の多かったSMAPとTOKIO。中居は86年、国分は88年に入所。昭和、平成、令和をジャニーズで過ごした2人にしかわかりえないことは、山ほどあるに違いない。
(北村ともこ)