緊急事態宣言が発出される前日の4月6日に放送された「バイキング」(フジテレビ系)では、新型コロナウイルス感染拡大による影響で日に日に深刻化する経済状況、その対策についての議論がなされた。施策がことごとく後手に回っている印象の政府の動きについて、出演したブラックマヨネーズの吉田敬は、安倍首相の決断力や指導力に「もっともっと決めてくれる人なのかな、とちょっと期待してたんですけど…」と失望するようなコメント。
そこまでは普通の流れだったものの、続いて「(緊急事態宣言で)経済が止まるのが怖いっていうのであれば、それこそ消費税5%にしてくれたら、俺めちゃくちゃカネ使いますけどね」と断言し、お茶の間の視聴者をのけ反らせてしまった。
「MCの坂上忍もその発言のおかしさに気づいたのか、『消費税5%にしたら? でも吉田ぐらい稼いでいたら10%のままでも使わないとダメです』と即座にツッコミ。吉田も『あっ、まあそれは反省すべきですけど、将来のこと考えすぎてたということもあります』と曖昧な返しをしていました。ただ、国民の大半は消費税が5%になったぐらいで爆買いできるようなレベルの生活とはいえず、多くの視聴者から吉田の感覚に疑問の声があがっています」(女性誌ライター)
ネットでも「消費税が少々減税されたぐらいで庶民は無駄に買い物なんかしません」「みんなの声みたいに言わないでほしい。あなた方と違って消費税5%になっても生活はカツカツです」「庶民感覚とズレすぎ」「収入が減ったら消費税に影響を受けるような高額なものを買えるわけがない」「金銭感覚の麻痺した芸人に発言させても経済対策議論になるわけがない」などと、吉田の“消費税5%なら爆買い宣言”にドン引きの模様。しかも坂上のツッコミで吉田がケチだと疑う人もいて、「そんなこと言いながら5%でもタンスに貯めておくタイプだと思う」「どうせ8%のときも買ってなかったんでしょ?」「めちゃめちゃ買うとか絶対にウソ!」と、言われたい放題だ。
そうは言っても、経済を回すためには使える余裕のある人は使ってほしい。でも消費税据え置きのままでは、ブラマヨ吉田の爆買いは結局、幻のままで終わりそう?
(山田ここ)