ものまね芸人は時代の変化に敏感なようだ。“カトパン”こと加藤綾子そっくり芸人として知られるものまねタレントの餅田コシヒカリが、今度は田中みな実に挑戦したという。
4月7日発売の写真週刊誌「FLASH」にて餅田は、さほど太らない美形の顔を活かした“胸から上だけなら美人”のグラビアで登場。お得意のカトパンに加えて、髪型やメイクを田中みな実風にアレンジした新作ものまねグラビアを披露している。そのターゲット変更に関して芸能ライターが指摘する。
「定番のカトパンものまねはもう飽きられているということに加えて、そもそもカトパンを素材に取り上げること自体がもはやリスキーかもしれないという、ものまね芸人ならではの鋭い勘が働いたのかもしれません。なにしろ女子アナランキングで上位の常連だった加藤がいまや、ランク落ち間近まで落ちてきていますからね」
毎年末に発表される「好きな女子アナランキング」(オリコン調べ)ではかつて、加藤が第9回・10回で連覇を達成。2018年の第15回でもまだ3位につけていたが、昨年の第16回では10位に急落。代わりに躍進したのが“嫌われ女子”から“愛され女子”に這い上がって2位にランクインした田中みな実だった。
「女優業で評価を高めた田中に対し、加藤は18年4月期のドラマ『ブラックペアン』での演技がいまひとつで、意外に不器用なところを露呈しました。本業のアナウンスでもメインキャスターを務める『Live News it! 』(フジテレビ系)は《情報番組で求められる重みに欠ける》と評判は芳しくなく、視聴率も低迷。とくに昨今のコロナ関連では重いニュースを沈着冷静に伝える必要があるものの、加藤の声では軽く聞こえてしまうのが難点となっています」
ならば、彼女の明るいキャラはバラエティ番組でこそ活きるのではないかとも思えるが、
「加藤も間もなく35歳。美しい顔つきにも陰りが見え、ハシャいでいる姿が浮いてしまいかねません。この調子では餅田でなくても、ものまねの素材に取り上げるのは得策ではないと判断されてしまうかもしれません」(前出・芸能ライター)
田中みな実とは1歳しか違わず、いずれも昭和生まれの2人ではあるが、加齢に伴う方向性の選択で明暗を分けてしまったようだ。
(白根麻子)