緊急事態宣言の延長が発表されるなど、新型コロナウイルスの収束時期がなかなか見えてこないなか、ある女優の復帰の話も立ち消えになったという話が囁かれている。
「昨年11月に薬物関連の容疑で逮捕され、2月6日に懲役1年6月・執行猶予3年の有罪判決を受けた沢尻エリカです。公判では自身を“無職”と名乗り、女優復帰は考えていないと答えていましたが、業界では話題性や知名度に優れる沢尻の女優復帰は既定路線との見方が有力。所属事務所も支援を表明しており、いきなり地上波は無理でも、動画配信サイトなどから始めると思われていたのです」(業界関係者)
実際、2月27日にNetflixで配信がスタートしたドラマ「FOLLOWERS」の第一話では、沢尻が本人役で出演。この配信にさほど否定的な声が聞こえなかったことから、近いうちにも新たな出演作を制作するとの観測も多かったという。ところが状況は大きく変わってしまった。
「日本全国で自粛ムードが広まるに伴い、芸能人の行動には厳しい目が注がれています。新型コロナに感染した石田純一が沖縄でゴルフをしていたことや、岡村隆史が性産業の女性を蔑視するような発言をしたことが、さらに輪を掛けました。その状況で、有罪判決を受けた沢尻が年内にも芸能活動を復帰することなど、とても許されない雰囲気になっています」(前出・業界関係者)
いずれコロナ騒動が収まる時が来たとしても、開店休業状態だった芸能人の現場復帰を優先するのが筋であり、沢尻の復帰は後回しになるはず。しかも現状ですでに、沢尻は後回しにされているというのだ。
「ドラマやバラエティの収録もままならない今、各テレビ局では旧作の再放送や総集編でしのいでいますが、沢尻の出演作は未だに再放送されていません。堀北真希のように引退した女優でも出演作の『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)が再放送されるなか、沢尻の姿をテレビで観ることはできないというのが現実。まずは再放送が解禁されないことには、新作ドラマへの出演など、まずありえないでしょう」(前出・業界関係者)
新型コロナの収束同様、沢尻の復帰も先行き不透明のようだ。
(浦山信一)