中居正広が7月18日に放送された音楽特番「音楽の日」(TBS系)で司会を務め、その唯一無二の進行ぶりに出演アーティストのファンから感謝の声が殺到した。
同番組は中居が10年連続で司会を務めている大型音楽特番で、中居の独立後初の放送となった今回は9時間半にわたる生放送。その長丁場の中でも中居の配慮が随所に光った。
最も印象的だったのは、親交のある俳優・三浦春馬の突然の訃報があった後に、涙ながらにGReeeeNの「キセキ」を歌った城田優へのコメントだろう。城田は歌唱中にこらえきれず、うつむく場面もあったが、歌い終えた後に中居は「色んな想いの中、色んな想いがこの歌にこもってたんじゃないかなと思いますね」と、城田を気遣った。
「慎重に言葉選びをしないといけない中で、咄嗟にあの言葉のチョイスができるのはさすが。また、手越祐也が抜けて3人体制となったNEWSに対しては『なかなか整理つかないこと、多々あると思いますけど、そんなに急ぐこともないでしょうし。これが明けたら、しっかり強くなれると思いますので』と心強い言葉をかけてステージに送り出していました。NEWSの歌唱後には『安心してください、安心しました。NEWSの皆さんは新しい一歩を踏み出しました』と微笑み、NEWSファンにとってこの上なく嬉しい言葉だったはずです」(エンタメ誌ライター)
また、今年いっぱいで解散する女性グループ「E-girls」のパフォーマンス時には「目に焼き付けとかないと」と視聴者に呼びかけ、トリを務めた嵐とのMCトークでは“お約束のやり取り”が披露されている。
「中居はひと通り嵐のメンバーにコメントを振った後で、大野智に対しては『いろんな人の歌を聞いて元気をもらうと同時に、僕も久しぶりに歌ってみようかなと思っちゃったんですよ。どうですか?大野さん』と問いかけるも、大野からは『お前は歌うな』と暴言を吐かれたことで激怒して、大野に向かっていくも他の嵐メンバーたちになだめられるというやりとりが展開されました。これはかつて同局系で放送されていた歌番組『うたばん』で定番だった“下剋上コント”で、昨年の同番組でも活動休止についての質問をした中居に、大野が『お前が休め!』と返すというやりとりが見られていました」(前出・エンタメ誌ライター)
それぞれの思いを汲み、また笑いもしっかり取るパーフェクトな司会ぶりに、視聴者からも「中居くんのコメントには優しさが溢れてる」「後輩にも決して威張らないところが素敵」など、絶賛の声が多数上がっていた。
出演アーティストとしても中居に助けられたという人も多いはずだ。
(田村元希)