俳優・三浦春馬さんの早すぎる死を受け入れられない人がまだ大勢いる。
7月20日には三浦さんが歌手のJUJUと出演する「世界はほしいモノであふれてる」(NHK)の再放送があり、繊細な銀細工のブレスレットを自身の腕に装着しようと四苦八苦しながら「独身女性には無理ですね。着けてくれる誰かがいないと」と愚痴るJUJUの手首に、三浦がそっと着けてあげるシーンがあり、ネット上には改めて三浦さんの優しさを噛みしめる声が相次いだ。
同日昼に放送された「ノンストップ!」(フジテレビ系)では、三浦さんの訃報が取り上げられると、番組MCの設楽統が「違う局で海外の三浦さんファンの子たちがドッキリで(本人と)会うという企画で出ていただいたことがあって」と切り出し、「YOUは何しに日本へ?」(テレビ東京系)に繰り返し出演したことのある「三浦春馬大好きYOU」のロシア人女性2人に対する三浦さんの優しい人柄を語るシーンがあった。設楽は「その時もすごく優しくて、ニコッとした笑顔が印象に残ってるんですよね」と回想。さらに同日夜には同番組の放送があったため、多くの人々が三浦ファンのロシア人女性2人のことを思い出したようだ。
「2015年7月20日放送の『YOUは何しに日本へ?』に初登場し、2018年10月1日放送回では三浦さん本人と“ドッキリ対面”したロシア生まれのクリスティーナさんとユリアさんは、それぞれのインスタグラムで三浦さんの死に対する自分の言葉を投稿しています。2016年に来日し、都内ホテルに就職したクリスティーナさんは、7月19日未明に自身のインスタグラムのストーリーズに『もう彼と二度と会えないなんて信じられません』などと投稿。彼女を心配するコメントが数多く寄せられたため、クリスティーナさんはそれらのコメントに感謝するのと同時に『三浦春馬さんの笑顔が皆さんの心の中で永遠に生き続けるために、皆さんは、まず自分のことを大切にしてください。悩みを抱えたり、鬱になったりした時には1人で抱え込まず、友達や家族に相談してください。私がいちばん伝えたいのは、人間の命より大切なものはないということです。どれだけ辛くても、生きていることで、必ず幸せはあると思います。(それは必ずしも大きな幸せでなくても良いかと思います。)』と投稿。さらに『もし過去に戻れるなら、三浦春馬さんに会って、この言葉を伝えたいです』と締めくくっています」(女性誌記者)
ここ数日のテレビ番組で三浦春馬さんの訃報を取り上げるたびに、悩みを抱えた人の公的相談窓口の説明が行われている。クリスティーナさんではないが、三浦さんにも小さな幸せをみつける気持ちの余裕と誰かに相談する勇気があればと悔やまれてならない。