俳優の石田純一が8月6日放送のラジオ番組「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(文化放送)に生出演し、福岡県への出張を報じた一部週刊誌の記事に反論している。
石田は4月10日、新型コロナウイルスの感染拡大が続き、政府から緊急事態宣言が発出されている最中に仕事で沖縄県を訪問。会食やゴルフに興じ、現地で体調不良の症状が出ると、帰京後のPCR検査で陽性反応が出た。
また、退院後の5月にもスポンサーとの会食で男女5~6人と飲み交わし、意識の低さに批判が殺到。先日も、一部週刊誌に福岡県でのゴルフや宴席を楽しみ、20代女性の“お持ち帰り”疑惑までも報じられ、コロナ禍にも関わらず行動を制限しない姿勢が物議を醸している。
「SAKIDORI」の中で改めて報道について振られた石田は「全く言っていないことを書かれて困っている。ハメられたっぽい。簡単に言うと怒っています」と憤慨。記事の中で、週刊誌記者からの「なぜ行動を変えないのか?」との質問に対し、「(過去に)コロナにかかっているから(他の人には)移さない」と答えたと伝えられているが、実際には石田は「言うわけないじゃないですか。イメージで記事を作りたい人がいるんでしょう。お金になるということで」と真っ向からコメント内容を否定した。
また、斉藤キャスターからは「ビジネスパートナーとの懇親は大切だが、今やるべきことなのか」と指摘され、「そこですよね。妻とも意見が対立しているところ」と石田。しかし、「生活していく基盤として、イベントや芸能人としての営業は生命線。そこだけはきっちりやらせてもらいます。それに対する批判はしっかり受けたい」とも話し、コロナ禍であっても必要な仕事や営業活動は今後も続けていく方針のようだ。
「実際に石田と記者の間でどのようなやり取りがあったのかは分かりませんが、世間からの怒りが集中しているのは、“抗体があるので移さない”という発言の是非よりも、スポンサーとの会食を大義名分とした石田の変わらない姿勢にあると言えます。石田は基本的に『スポンサー』と『仕事』という言葉を盾に、“呼ばれればどこへでも駆けつける”といった方針のようですが、今の日本ではたとえ仕事であっても可能な限りはリモートで対応し、少しでも感染拡大を防ごうと各々が努力している状況。そうした中での石田の一連の主張について、『記事の内容云々なんてどうでも良くて、一度コロナで失敗してるのに懲りずに複数人で会食してる時点で社会人失格』『膝を突き合わせて話をして、仕事が上手くいくようにする。それは芸能人じゃなくても一般サラリーマンもとても大事にしている。でもこんな状況だから、出張したくてもできないから、Web会議とかでなんとか円滑に仕事が進むように努力してる。それが世の中の常識です』といった反応が出るのも当然でしょう」(エンタメ誌ライター)
コロナ禍でのバッシングにより仕事が一気に激減したと明かす石田。今後はユーチューバーへの転身の可能性も示唆しているとも言われるが、くれぐれも“迷惑系ユーチューバー”にはならないでほしいところだ。
(木村慎吾)