ちょっと前の「ポテサラ論争」から派生して、さまざまなメニューが「手抜き料理」としてやり玉に挙げられている。
8月10日に放送された「スッキリ」(日本テレビ系)で話題となったのが「冷凍餃子手抜き論争」。その流れで「簡単にできるもの」というお題でビジネスマンに街頭インタビューすると、出てきたのが「唐揚げ」。すると、またたく間にネットは主婦たち反論で炎上。「唐揚げを手抜きだと言うなら自分で揚げてみろ!」「餃子の餡も用意するので自分で包んで焼いてください」と、理解なき旦那への怒りコメントが渦巻いた。
「数年前には『お昼は冷やし中華でいいよ』という旦那の言葉に怒った主婦のエピソードが話題を集めました。冷やし中華は錦糸卵を焼いて、キュウリも千切りにして、ハムか鶏の胸肉を細く裂くという作業が必要で、すぐにできるものではありません。だから『冷やし中華が…』なら許すけど『冷やし中華で…』は許さないとして、キュウリを丸ごと1本麺の上にのせて出したのだとか。また、今回手抜き料理として挙げられたの唐揚げは、鶏肉にショウガやしょう油、ニンニクなどで下味をつけることから始める手間があり、二度揚げもします。それに揚げ物はとにかく後片付けが本当に大変。周囲に油が飛び散りますし、今の時期は本当にキッチンが暑くなります。トンカツやコロッケも同じくですが、手抜きどころか作りたくない料理の代表といっても過言ではありません」(女性誌ライター)
一方で、簡単ながら旦那には手抜きと思わせない好都合の料理があるという。
「男性が好きなメニューでは『親子丼』『牛丼』『スタ丼』あたりの丼物。親子丼は鶏肉と玉ねぎをだし汁で煮て卵でとじるだけ、牛丼も同じく牛のこま切れと玉ねぎを甘辛く煮る作業、スタ丼は豚肉を下茹でしてから作るのが脂っぽくなく美味しくなりますが、炒めるバージョンならさらに簡単にできますしね。どれも手抜きとは言いませんが、牛丼は意外と面倒だと勘違いしている旦那さんも少なくないようです。でも、唐揚げよりは何倍もラクで後片付けも簡単。あと、カツ丼も出来合いのトンカツを買ってくるなら、ラクラクメニューと言えますね」(前出・女性誌ライター)
とにかく世の旦那さんは“簡単に食べられる料理=簡単に作れる”という偏見があるようだ。ここは逆手にとって、手が込んでそうで楽な料理でウラをかくしかない!?
(山田ここ)