女優の藤原紀香が8月13日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演し、ケニアでキリンに跳ね飛ばされた出来事を振り返っている。
藤原は今から16年ほど前に写真集の撮影でアフリカのケニアを訪れた際の壮絶なエピソードを紹介。現地では、キリンの保護施設を借り、多くのキリンが集う場所で撮影を敢行したという。
撮影が進むにつれ、よりキリンと密着した状態での画が欲しかったが、なかなかキリンが自分に近づこうとしなかったため、藤原は手にエサを隠し持った。すると、エサに反応したキリンが至近距離に接近。藤原がポージングを変更するために手に持っていたエサを投げたところ、怒ったキリンに「ドーン!と(首を当てられた)。“ネッキング”と呼ぶんですかね。3~4メートルくらい首で飛ばされました」と明かした。
藤原に大きな怪我はなかったが、「あんなに飛んだの初めてで。野生って凄いなと思いました」と振り返り、吹き飛ばされた理由としては「なんでエサくれへんねん!と思ったのでは」と推し量っている。
「ケニアでの撮影ということもあり、藤原がテントで寝ていたところを通りすがりのカバに破壊されたりと、サバンナの洗礼を受けたようです。4メートルも吹き飛ばされながら大事に至らなかったのは何よりでしたが、自身の写真集を“映えさせる”ためにエサをあげるフリをしておびき寄せたことから、キリンの肩を持つ声もチラホラ。『キリンさんに同情する』『俺もキリンだったら同じ事するわ』『気に入らないから吹っ飛ばした。相手を怒らせたから吹っ飛ばされた。ただそれだけの事』との声が上がり、中には『飛ばされたのは1m 自分で転がったのが2~3m』『3~4mも吹っ飛ばされるような衝撃なら、まず、何かしら怪我をしてるはず』といった指摘まで寄せられています」(テレビ誌ライター)
芸能界屈指の“ポエマー”としても知られる藤原は今年3月、世界がコロナ禍に苦しむ現状について「目に見えないものといえば、ウイルスだけじゃなく、これまで自然や動物の声を、人は聞いてきたのだろうか」と問いかけ、「地球よーごめんね、そして、ありがとう」と訴えかけていた。
自身もキリンの気持ちを弄んだ過去があったからこそ、こうした自然保護の精神に繋がったのかもしれない。
(木村慎吾)