タレントの坂上忍が9月3日放送の「バイキング」(フジテレビ系)に出演し、自身へ直撃取材を敢行した週刊文春とのやり取りを内緒で録音していたと明かしている。
この日の放送では終盤に文春が報じた坂上による「バイキング」スタッフへのパワハラ疑惑に関する記事を取り上げ、坂上本人がこれに反論した。
また、「僕のインタビューも載ってるんですが、今回、文春さんには申し訳ないと思ったんですが、内緒で音声データを録らせてもらいました」とも打ち明け、その理由として「(過去に)全然違う雑誌に直撃された時、10分、20分お相手させていただいたんですが、記事になったものを読んだ時に『ああ、こうなるのか?』ってショック受けちゃって」と実際に坂上自身が話した内容と記事での書かれ方に相違が見られたためだと説明。
坂上は続けて「後で文句を言ったところで証拠がないから、言った言わないになっちゃう。だったら今後はもしもこういうことがあったら、録っておかないといけないと思って」と語り、週刊誌からの印象操作を防ぐための対策として録音したようだ。
「最近では俳優の石田純一も記者から直撃取材された際のやり取りの様子が週刊誌に報じられると、一部の表現について“言った言わない”の水掛け論を繰り広げています。人気商売であるタレントにとって発言をねじ曲げられてしまうことは致命傷にもなり得ますから、録音データの存在をチラつかせた坂上のやり方には、“その手があったか!”と参考にするタレントも多いのではないでしょうか。ただ、取材する側も当然証拠として録音していることは坂上も重々承知のはずですから、わざわざ放送で明かしたということは、真偽の確認というよりもマスコミに対してニラミをきかせるという意味合いが強いのではないでしょうか」(週刊誌ライター)
さすがは芸歴50年を誇るベテランの坂上。芸能界におけるサバイバル術を心得ているといえるだろう。
(木村慎吾)