フリーアナウンサーの田中みな実が9月20日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演し、菅義偉新内閣における女性の入閣人数について言及した。
新たな内閣が発足するたびに主要ポストに何人の女性が抜擢されているのかが注目されるが、田中はこれについて「毎回、女性が少ないだの多いだのと取り沙汰されるんですが、それ自体に違和感がある」とコメント。続けて、「同じ女性としてどう思う?って意見を求められるけど、同じ女性としては別に特に何とも思わない。女性が多かろうが、少なかろうが」と主張し、内閣の男女比ばかりに着目することへの違和感を述べた。
また、「それよりも、コロナ禍においてちゃんと仕事をしてくれる、安心して政治を任せられる人事になったなと、私は期待したいです」と重要なのは何人の女性が登用されたかではなく、仕事の質であるとも語っている。
「内閣人事における女性の起用とその役割には毎度のごとく過剰な視線が集まりがちですが、男女の性別で捉えるのではなく、実力で評価すべきだと、田中は冷静に見解。また、“同じ女性としてどう思いますか?”という質問の形式にも疑問を覚えるとし、“女性か男性か”という凝り固まった考えを一蹴しました。この田中の主張には『これは田中さん素敵だ。女性視点でっていう考え方を強調すること自体が間違ってる』『これが一般の意見。なんで無能有能関係なく女性閣僚の数を増やさないといけないんだよ』『女性閣僚の人数が少ないという批判は逆差別の視点でしかない』と賛同する声が殺到。かつての“ぶりっ子アナ”の凛としたコメントに驚く人も多かったです」(テレビ誌ライター)
写真集のヒットに続き、話題作ドラマへの出演と絶好調な“フリー活動”を展開中だが、新たにコメンテーターとしての道をも切り開いていくかもしれない。
(木村慎吾)