俳優の菅田将暉が9月28日深夜に放送された「菅田将暉のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、前日27日に最終回を迎えたドラマ「半沢直樹」(TBS系)について語った。
菅田は開口一番、「半沢直樹最終回、視聴率32.7%ですって!やりすぎやりすぎ!」と、驚異的な視聴率に驚きを見せ、「32%、それは欲張り過ぎよ。凄いけど30%を超えたら、ちょっともう下品、逆に。限度があるもん」と、笑いを交えながら持論を語ったのだ。
「『半沢直樹』最終回は平均世帯視聴率32.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。ドラマの視聴率が30%の大台に乗ったのは2013年に放送された半沢の前作の最終回(42.2%)以来で、令和になって初の快挙でした」(テレビ誌ライター)
菅田は続けて「1回でいいからそんな数字叩き出したいな」と記録的な数字を羨むと、「今の時代、ドラマでは10%を超えたら凄いいっぱい見てもらえましたねって世の中ですよ」と視聴率の現状を語り、昨年主演したドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」の最終回が15.4%(同)を記録した際には「凄い!良かったねってなった」と振り返った。
そんな菅田だが、「半沢直樹」を「見ていない」と明かし、「なんならシーズン1から見ていません。なぜなら“めちゃくちゃ尖っている”から。世間で盛り上がれば盛り上がるほど、みんなが見るほど、流行れば流行るほど距離を取りたくなる、それが菅田将暉だから」と、自身の性格ゆえに“社会現象”とまで形容されたドラマを見ない理由を明かした。
「『1回でもそんな数字たたき出したい』との発言には菅田さんの役者としての気概が感じられましたが、『半沢直樹』を見なかった理由については、同じように“見ない”と語った大物芸人とソックリで、ちょっとビックリしましたね」(芸能ライター)
大物芸人とはダウンタウンの松本人志のことで、松本は9月18日に放送された「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)で「半沢直樹」を1回も見たことないと語り、理由として「半沢直樹アレルギーていうか、遅れてるし、もういいよ」と、初回から見ていなかったため世間の流行に乗り遅れ、「日曜日にパッとテレビつけたら、半沢直樹やってて、“あぁ~!!”ってなる」と語っていた。
「今をときめく人気俳優の菅田さんが見せる“尖った感じ”と若干の“照れ”は、松本さんがかつて若手だった頃に放っていた雰囲気になんとなく似ていますね」(前出・芸能ライター)
菅田も20年、30年後には、松本のように“国民の誰もが知っている”ような大物になっているのかも知れない。
(石見剣)