9月30日放送の「有吉の壁 2時間SP」(日本テレビ系)にて披露された2.7次元アイドルこと「KOUGU維新」の新ネタに、多くの2次元ファンがビビッドに反応。ツイッターを中心にバズりつつも、一部では炎上が心配されているという。
お笑いコンビのきつねを中心とする「KOUGU維新」は、擬人化された工具が歌い踊るという2.5次元ミュージカル風のネタ。7月の初登場時点から、ミュージカル「刀剣乱舞」(刀ミュ)のオマージュだと指摘されていた。それが今回はオマージュを通り越した“丸パクリ”になっていたというのである。
「今回、ワタリ119の演じた“砥石”は刀ミュの陸奥守吉行に激似だと指摘されており、星野ディスコの演じた“丸鋸”に至っては衣装といい髪色といい『蛍丸』というキャラそのままだったのです。これまでの『KOUGU維新』では、きつねの二人が演じる“プラスドライバー”と“平やっとこ”はいかにも刀ミュ風ながら、元ネタになったキャラはとくにいなかった様子。追加キャラで弁慶風の“鉄槌”や神官っぽい“巻尺”も、それとなく似ているキャラはいるものの、あくまでオマージュの枠内でした。それが今回はそこから一歩踏み出してしまった形です」(サブカル系ライター)
しかも蛍丸は「刀剣乱舞ONLINE」などのゲームキャラとしては人気が高いものの、2.5次元の刀ミュには未登場。つまり星野ディスコ版の蛍丸が、初の立体化となっていたのである。刀ミュファンはこれまで「KOUGU維新」に関し、作品へのリスペクトを感じるとして温かい目で見ていたが、今回の蛍丸はさすがに丸パクリすぎて〈引いた〉という声もあるようだが、果たして…。
「ツイッターの反応を見ると、《これはないわ》や《さすがに不愉快》とネガティブな反応のファンもいるものの、あくまで少数派という感触。残りのファンは《炎上しそうで心配です》との懸念を見せつつも、《もろに蛍丸でワロた》《星野可愛かった》などと、星野が演じたキャラをポジティブに受け止めているようです。これで番組側が欲を出してキャラクターグッズを作りでもしたらさすがに炎上確実ですが、お笑いネタに収めている限りはセーフな様子。番組側も、これ以上踏み出したらヤバいというレッドラインを知ることができたのではないでしょうか」(前出・サブカル系ライター)
放送当日の9月30日にはきつねが歌う「KOUGU維新のテーマ」が公開され、さっそく音楽配信サイトで購入したという刀ミュファンも続出。2.5次元とお笑いのコラボは意外に相性が良かったようだ。
(白根麻子)