中居正広がジャニーズ事務所を退所、個人事務所「のんびりなかい」の代表取締役社長兼所属タレントとなって、まもなく6カ月が経つ。新型コロナウイルスの影響で自粛ラッシュとなったテレビ業界で、中居もダメージを食らったが、その後の仕事は順調そのものだ。
中居といえば倹約家で知られるが、腕時計に関するエピソードに事欠かない。そもそも「のんびりなかい」の発表記者会見で着けていた腕時計が話題になった。
「中居が着けていたのは高級腕時計のロレックス・エクスプローラーRef.1016。実はこれ、亡くなった最愛の父である中居正志さんの遺品なんです。誕生日プレゼントとして中居が贈ったもので、裏に『ハッピーバースデー to パパ from ひろちゃん』と書かれています。ちなみに新オフィスの会社登記をしたのは2月19日。正志さんの命日でした」(芸能ライター)
会見では、故・ジャニー喜多川氏の遺骨の瓶をポケットに忍ばせていたことも話題になった。“2人の父”の力を借りて、人生の門出に挑んだわけだ。ちなみに中居は通常、白色のシャネルのJ12ホワイトを着けている。
高級腕時計にまつわるエピソードは、まだある。ジャニーズ退所時、直の後輩グループ・Kis-My-Ft2が7人でお金を出し合って、門出を祝う腕時計を贈った。
「海外の高級ブランドで、国内輸入1本目という希少価値が高いもの。それを中居は、キスマイと退所後初共演となった音楽番組『音楽の日』(TBS系・7月18日放送)で着けて、9時間を超える生放送の司会という大役をやりとげました」(前出・芸能ライター)
同番組で中居は、7人に「いま、8時15分」と言いながら腕時計の文字盤を見せて、大喜びさせている。そのとき、テレビカメラは中居の背中をとらえ、メンバーがなぜ喜んだ説明がなかったため、熱心なファン以外には意味不明なシーンとなった。
続くキスマイの曲紹介では、カメラが中居の腕に光る時計の文字盤をしっかりキャッチ。このすべてを中居が仕組んでいたのなら、かなり緻密な計算だ。
腕時計といえば、先の正志さんへのプレゼントと同時に、中居は自分のためにも買っている。しかし、宴席でお笑い芸人の陣内智則にこれをあげた。飲んだ席でいえば、キスマイの二階堂高嗣にも、着けていた腕時計をその場ではずして手渡している。ジャニーズタレントが高級腕時計を後輩に譲るのは慣例で、古くは近藤真彦、東山紀之がTOKIO・松岡昌宏にプレゼントしている。
そんな腕時計エピソードに事欠かないジャニーズタレントの中でも、中居正広は特別といえるかもしれない。
(北村ともこ)