10月2日放送の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)でアシスタントを務める同局の斎藤ちはるアナウンサーが、ハラスメントまがいの発言に顔をしかめる場面があった。
コロナ禍の影響を受けて、JR東日本は来春のダイヤ改正で、終電時間を今よりも30分繰り上げることを発表。対象となるのは東京駅から100キロ圏だという。この報道について、番組では出演者がトークを展開した。
終電が30分繰り上げられる影響について、コメンテーターの同局社員の玉川徹氏は「僕も若い頃はですね。『あ、終電なくなっちゃうよね』ということが、その後の展開にものすごく影響を与えていたので」と若い頃の経験談を話し始めた。
玉川氏が何を言いたのかを察した斎藤アナは困り顔。すかさず、キャスターの羽鳥慎一は「斎藤さん、ちょっと我慢してね。今、おじさんが大事な話をしている」とやさしくフォロー。続けて玉川氏は「そうすると、終電がもうちょっと早くなると、喜ぶ奴がいるんじゃないかと」「そこまでなんとか引っ張ろうと思っていたわけだから、男のほうとしては」と持論を展開。発言を聞いて不快感を示した斎藤アナに対して、羽鳥アナは「斎藤さん、もうちょっと我慢して」と、何か言いたそうな斎藤アナを制止した。
そんな斎藤アナにかまわず、玉川氏は「引き延ばし工作が30分少なくて済む」と男性側の勝手な論を説明し、コメンテーターの元プロ野球選手の長嶋一茂は「だから結論早く出さなければいけないってこと。終電があるから」と続いた。
「終電時間が早くなることで、男性が女性を引っ張る時間が短くなると説く玉川氏に斎藤アナが嫌悪感を示したことは誰の目にもわかりました。朝の情報番組には、玉川氏の話はそぐわなかったかもしれません。以前、番組内で斎藤アナは“コメンテーターはたまには必要”と、それほど重視していませんでした。今回の玉川氏のセクハラまがいの発言で、コメンテーターとしての玉川氏をますます毛嫌いするのではないでしょうか」(芸能記者)
斎藤アナには、今後も玉川氏の発言に目を光らせてほしいものだ。
(石田英明)