フィギュアスケートの「3大陸(北米、欧州、アジア)対抗戦 コーセー・チームチャレンジカップ」で、宇野昌磨選手が史上初の4回転フリップを跳び、笑顔で今シーズンを終えた。
「宇野選手といえば、世界選手権でベストな演技ができず、キス&クライで文字通り号泣してファンの涙を誘い、インタビューでも練習の成果が出せなかったことにショックを受けていたのが印象的でした。世界選手権から帰国した際にも『新しく闘志がみなぎってきた。今日から練習します』とその足でスケートリンクに向かったと聞いています。シーズンの最後を気持ちよく笑顔で終われ、今後への弾みがついたのではないでしょうか」(スポーツライター)
確かに宇野選手は来季へ向けて、間違いなく手応えをつかんだはずだ。一方で羽生結弦選手は、世界選手権でフェルナンデス選手に連敗、宇野選手に4回転フリップで先を越され、苦い気持ちでのシーズン終了になってしまった。
「もちろん、羽生選手は負けん気が強く、強い相手が出てくるほど実力を発揮するタイプですから、次のシーズンは海外選手だけでなく、宇野選手も視野に入れて臨んでくるでしょう」(前出・スポーツライター)
来シーズンの闘いは、もう始まっている。
(芝公子)