女優の松本まりかが12月4日、東京都内で開催された同日発売の写真集「MM」の記念イベントに登場し、同作の最もこだわった点として“逆修正”を挙げている。
現在36歳の松本は2000年にNHKドラマ「六番目の小夜子」で役者デビューを飾り、2018年放送のドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日)で大ブレイク。今年はデビュー20周年を迎え、写真集「MM」の構想についてはコロナ禍の外出自粛期間中、「何か作品を作る時に、『写真集作りたい』とふと思いついた」という。
沖縄で撮影されたという今回の「MM」では、松本が細部のこだわりまで自己プロデュースする形で制作が進み、色合いや撮影場所、写真選びなどを徹底的に吟味。その中でも最もこだわった要素として、松本は“肌の質感”を挙げ、「リアルはリアルで残したかった。逆に『レタッチをしないでくれ』と(スタッフへの指示に)書いてました」と明かした。
また、「この血管はもっと色濃く出して、このシワは消さないでほしいとか、ものすごくこだわりました」と敢えて生の姿を作品に反映、一度、制作上で消えてしまったシワも復活させる“逆修正”を施したと強調。「生きている今の状態を写真に残しておきたい。そういう思いで撮った写真がこの写真集に納められています」とも表現している。
「多くの女性芸能人がSNSに加工済みの“修正写真”をアップする中、アラフォーの松本は逆に修正無しで勝負を挑むガッツを見せつけました。加工の技術が日に日に進歩する一方、今回の松本の“逆修正”宣言にはネットから『体型まで変えてしまうバレバレの修正より全然良いし好感持てる』『この人の今持っている自信と女優業を続けていく為の決意がこの“逆修正”に込められていると思います』『女優さんとして、綺麗さだけで勝負しないという覚悟を感じました』『等身大の自分で勝負できるのは魅力的だと思います』と絶賛コメントが続出。ありのままを写真集に落とし込むことができるのは、ある意味で自分自身の美貌に誇りを持っている証拠ともいえますね」(テレビ誌ライター)
松本プロデュースの潔い“逆修正”写真集「MM」には、様々な意味で多くの注目が集まることになりそうだ。
(木村慎吾)