2月2日に発売された週刊誌「女性自身」2月16日号が俳優の高橋一生の徹底された役作りについて報じた。
記事によると高橋は「現場の雰囲気や相手に合わせて、柔軟に演技を変化させていくタイプ」と紹介。しかし、現在放送中のドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」(TBS系)では珍しく悩んだそう。というのも物語が、綾瀬はるか演じる刑事と高橋演じる表向きはエリート社長だが裏の顔はサイコパスの殺人鬼の魂が入れ替わるという複雑な展開のためだ。
高橋は外見は男性でも中身は女性という難役を1年かけて準備。女性的なしぐさを身につけるために周囲の女性たちに取材も重ねたという。
「アッコにおまかせ!」(TBS系)に出演した際、高橋は「とっさに出る女性のしぐさみたいなのを、現場の女性スタッフさんに、セクハラギリギリぐらいのところまで聞いたりしつつ(役づくりを)やっていますね」と語っている。
ほかにも、高橋はしぐさだけでは足りないと考え、体作りにも励んだという。女性らしい細くしなやかな体型を目指し、食事は1日1食。体のラインも常に鏡でチェックするようにしていたとか。
ネットでは《すごい、、たしかに入れ替わった演技女っぽいもんなあ》《一日一食とか一週間も耐えられない》《あの役は高橋一生の努力の賜物なんだ! だってすごいもんね、ほんと》など納得と賞賛の声が殺到した。
「高橋の役作りに対するこだわりはほかの作品でもしばしば話題になっています。NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』では物語の展開に合わせて1週間半ぐらいで4~5kgほど減量してクマを作ったり頬をコケさせたりしました。女優の長澤まさみと共演した映画『嘘を愛する女』では小道具のメガネが金色でキラキラしていたので、美術さんに頼んで“エイジング”。その方法がコーヒーを塗って古めかしい色づけするというものだったそうです。恋人役で高橋と顔を近づける機会が多かった長澤は高橋のメガネから異質な匂いを感じ、それで発覚したそうです」(芸能記者)
しぐさや体型だけでなく小道具までこだわりぬく高橋。今回のドラマでも高評価なのは納得だ。
(柏原廉)