モデルでタレントの藤田ニコルが3月22日に自身のツイッターアカウントを更新し、情報番組での発言が原因で「攻撃」を受けていることを示唆した。
藤田は3月21日に生放送された「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演し、メッセージアプリ「LINE」ユーザーの個人情報が中国で閲覧できる状態となっていた騒動について言及。司会のお笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二から意見を聞かれ、「中国の人に情報が漏れてても(日本語が)読めなかったら良くて、逆に日本の週刊誌とか誰かに見られるほうが嫌です」と述べ、国内マスメディアからスキャンダルに悪用される可能性を危惧していた。
しかし、この藤田のコメントに対し、「情報抜こうと思ってるなら日本語をちゃんと読める人間にやらせるでしょ。LINEの情報ってトークだけとか思ってるんかね」「問題の本質がわかってない」「個人情報を悪用されるとか考えたことないんかな」「コメントが低レベルすぎる」とのツッコミが集中。メッセージの内容だけでなく、個人情報の漏えいも懸念すべき騒動だったが、藤田の見解はあまり芯を捉えたものではないとする指摘が多く集まっていた。
これを受け、藤田は生放送から一夜明けた22日、「ニュース系の番組で質問されたから答えたりするのだけど。そんなにこいつ間違ってる! とか馬鹿か! とかわざわざ攻撃しなくても。。自信満々に私はこうだと思います! って発言してたらあれだけど。コメンテーターって難しいよね。みんな意見は違うし、。自分の事コメンテーターだとも思った事ないけど」とつづり、ネットの反応に悩んでいることを打ち明けた。さらに「そんなに私なんかに腹を立ててわざわざ攻撃してくる人は自分も同じステージに立って思ってる事発言すればいいんじゃないかな?。(すいません)」とやんわり反論している。
「これまでも『サンデー・ジャポン』には月に1~2回ほどのペースで頻繁にコメンテーターとしてゲスト出演してきた藤田。政治や経済、新型コロナに関するものなど、専門的な知識を要するテーマについて意見を求められた際には、なるべく背伸びすることなく、自身が答えられる範囲内での見解に留めてきました。そうした等身大の藤田のスタンスは若者のシンボル的な立ち位置として、同年代からは共感を集めることが多いのですが、今回のコメントはややピントがズレてしまった印象。さらに、その後のSNSで展開した“嘆きのツイート”についても、世間からは『そう思うならコメンテーターやめるべき。一応それでお金もらってる立場でしょ?』『芸能人にコメント求めるのはやめたほうがいい』『情報番組の出演断ればいいのに』『なんであなたと同じステージに立たなきゃいけないの?』と冷めたリアクションが寄せられてしまいました」(テレビ誌ライター)
なお、その後、藤田は一連のツイートを削除し、「今年はスルースキルを学んでいこうかと思います。。いつもすいません」と投稿している。
過去には、24時間ほぼ無休で“藤田ニコル”に関するあらゆるツイートをエゴサーチしているとし、「ちゃんと傷付きます。ちゃんと病みますね」とも告白していた藤田。スルースキルを高めると同時に、過剰なエゴサーチを辞めることもオススメしたいものだ。
(木村慎吾)