競泳日本代表・瀬戸大也の妻で、元飛び込み日本代表・馬淵優佳さんが4月11日放送「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演し、現在の夫婦の関係性について言及するひと幕があった。
番組では、白血病を乗り越え、見事に日本選手権4冠を達成した競泳・池江璃花子の活躍に関して取り上げると、馬淵さんは「選手は毎日の練習の積み重ねで試合に臨み、3日休んだだけで全然違う。戻すのに倍くらいの時間がかかってしまう。競技から離れて、そこから日常生活を戻すのも大変だったと思いますし、4冠、考えられないですね」と称賛している。
一方、夫の瀬戸も2020年に複数女性との不貞スキャンダルがありながら、その苦難を乗り越えて、3種目での東京五輪代表チケットを確保。MCの爆笑問題・太田光から「瀬戸さんも色々と乗り越えた」と振られ、馬淵さんは「そうですね。色々と乗り越えての3種目内定を頂いたので、この状況になっても泳げることに感謝して。まだまだタイムを伸ばさないと世界では戦えない」と話し、夫の挑戦に引き続き期待を寄せた。
また、タレントの鈴木紗理奈が「奥様がいちばん精神力がスゴくないですか? サンジャポ出てるから聞きますけど、夫婦仲のほうってもう(不貞を)許されてというか、一緒に乗り越えよう的な?」と直球質問。これに馬淵さんは笑いながら「許すことはないですね。許すってことはないですけど、乗り越えて、これからまた新しい信頼関係を作れるように夫婦で頑張っています」と前向きに述べている。
「馬淵さんが“サレ妻”という立場でテレビに出演している点には、一部から『出たがり感がスゴい』『なぜ馬淵さんはテレビに出るんだろう』などと疑問の声も出ていました。しかし、瀬戸が活動停止処分を受けていた最中のトレーニング費用の捻出など、様々な理由から馬淵さんも積極的に稼働する必要があるのではないかと同情もされています。また、鈴木紗理奈からのストレートな質問に対し、はっきりと『不貞を許すことはない』と断言した部分については『この奥様の振る舞い方は、瀬戸にとっても奥様にとってもご家族にとっても最高の出来だと思う。瀬戸が復帰できたのは奥様のおかげ』『正直な言葉だと思うし、変に夫婦仲良しアピールをされるよりいい』『こうやってハッキリと“許さない”と公言することも必要』『いい奥さんですね』と好意的に捉える向きも多く見受けられました」(テレビ誌ライター)
今年1月には「幸せ!ボンビーガール2時間SP」(日本テレビ系)にゲスト出演し、「予算5000円で家族4人、1週間分の夕食を作る」企画に挑戦していた馬淵さん。激安のスーパーへと赴き、夫の栄養バランスを考慮しながらバラエティ豊かな食材を買いそろえると、手際良く7日分の作り置き料理をこしらえ、完璧な妻ぶりを披露した。
スキャンダルによって信頼が地に堕ちた瀬戸の復帰を最も身近で支えていたのが、不貞報道で誰よりも傷ついていたはずの馬淵さんだったというのは皮肉な話といえるかもしれない。瀬戸はそんな馬淵さんの献身と期待に結果で応じてほしいものだ。
(木村慎吾)