女優・杉咲花がヒロインを演じる朝ドラ「おちょやん」(NHK)で、花車当郎役を演じるお笑いコンビ、ドランクドラゴンの塚地武雅の演技に絶賛する声が殺到している。
このドラマは“大阪のお母さん”と呼ばれた浪花千栄子の半生をモデルに、大正から戦後の激動の時代を女優として一途に歩むヒロインの物語。塚地が演じる漫才師・花車当郎は、しゃべくり漫才で一世を風靡した漫才師。戦時中、防空壕に避難した千代(杉咲)と偶然出会い、のちに大ヒットラジオドラマ「お父さんはお人好し」で夫婦役を演じることになる。
ある日、帰宅した千代が玄関の扉を開けると、ラジオドラマでの共演を願う当郎が「どうかこの僕と夫婦になってください」と切り出す。キッパリ断る千代だが、あきらめるそぶりを見せない当郎と笑いを混ぜながら会話を交わすうちに、千代の心は少しずつホッコリと解れてゆく。
「2人のやりとりに、視聴者も大喜び。ネット上には『花車当郎と千代たちの掛け合い、おもろかった。久々に見終わって楽しい気分』『久々に千代ちゃんの楽しそうな顔が見られて涙』といった声が寄せられ、続く番組『あさイチ』でも、MCの博多大丸が『塚地くん大活躍!』と絶賛していました」(女性誌記者)
朝ドラは2015年の「まれ」に続いて二度目の出演。今回の出演について塚地自身は「芸人でありつつも、役者さんである役どころなので、自分に通ずるところを感じました。こんなありがたい役はないので、全力で臨みました」と意気込みを語っている。
「塚地は、2006年に佐々木蔵之介とW主演した映画『間宮兄弟』で日本アカデミー賞新人賞を始め、多くの映画祭で新人賞を受賞。2007年にはテレビ版『裸の大将』シリーズ(フジテレビ系)で山下清役に抜擢されるなど、演技派芸人として名を馳せてきました。今回、塚地演じる花車当郎のモデルは、しゃべくり漫才で一世を風靡した花菱アチャコ。風貌も似ており、山下清に続く当たり役になるかもしれません」(週刊誌記者)
俳優・塚地武雅のさらなる活躍に期待したい。
(窪田史朗)