馬場園梓、隅田美保によるお笑いコンビ・アジアンが6月3日、コンビの解散をそれぞれのSNSで発表した。今後、馬場園は芸人として、隅田は女優業やミュージカルなどに挑戦するという。
アジアンは2005年のM-1グランプリで初めて女性同士のコンビとして決勝に進出するなど実力派漫才コンビとして知られていたが、ここ5年ほどはコンビとしての目立った活動はなし。隅田は婚活を理由に15年から芸能活動を一時休止していた。
隅田はインスタグラムに「この度、アジアンは2021年6月3日を持ちましてコンビを解散する事になりました」と投稿。今後については「昔からの夢でもあった演劇の世界で芝居やミュージカルに本格的に挑戦していきたいと思っています」と思いを綴った。馬場園もツイッターで「今や一日一日が貴重な時代。限りある時間を全力で好きなことに使ってもらいたいので全力で送り出すことにしました」とコメント。
「馬場園が『送り出す』という表現を使っていることから、隅田のほうから解散を希望したと考えられます。隅田は15年の芸能活動休止の直前、深酒で劇場出番に遅刻することが増えて出禁になったこともあり、お笑いへの情熱が冷めていたとも言われていました。6日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、松本人志は解散について『2人のお笑いに対する情熱の差が結構大きいのかなって』と語っていました。その理由のひとつとして“容姿イジり”も大きかったと思われます。隅田は以前ブログで『ブスいじりが嫌なんじゃなくて、ブスいじりのせいで結婚ができひんのが嫌なだけ!』と心境を綴っていましたが、これは芸人の笑いのネタのひとつである“容姿いじり”が婚活の障壁になっていると考えていたからでしょう」(芸能記者)
ネットでは《売れたくて攻めたとは思うが女性として一生容姿をいじられていくのはメンタル的に厳しいよね》《最近芸人さんの容姿いじりについて方向性が変わってきたと感じるけど、やっぱりブスって言われるのは辛いよ。容姿に自信がないからこそ、実は結構キツかったんだと思う》と隅田の葛藤を慮る声も。一方で、《確かに芸人といえど、容姿を貶されるのは嫌ですよね。ただ隅田さんは、ブスいじりされたからって人のせいにしちゃうのがよくないのかなと思いました》《漫才と相方をぶん投げて婚活して、今度は新しい世界を目指すって、なかなかのフリーダム》《馬場園さんは相方の将来や夢を応援するためのメッセージ。隅田さんは自分のやりたいことを伝えるメッセージ。結婚できないのはこういうところの配慮なのかなと思います》と厳しい声も多数。
いずれにせよ、1人での船出を選んだ隅田。送り出した相方・馬場園のためにも新たなステージで奮闘してもらいたいものだ。
(柏原廉)