女優の宮沢りえが1987年に出演し、白鳥麗子役で話題となった「三井のリハウス」のCMに、34年振りに同役で再登場することが6月3日わかった。4日から新CMがオンエアされており、宮沢は10代の頃の自分と“共演”している。
当時、宮沢は14歳。演じた白鳥麗子は美少女転校生という設定で、「今度、朝日ヶ丘にリハウスしてきました白鳥麗子です」という転校の挨拶のセリフと初々しい姿が話題となった。
新CMで宮沢が演じる白鳥麗子は中学生の娘を持つ母親という設定。“リハウス”で再び朝日ヶ丘に帰ってくる。同CMは「リハウスって何?」篇と「家を売るって大変?」篇が制作され、「リハウスって何?」篇では当時14歳だった宮沢の映像も登場する。
宮沢は「初めてセリフというものをいただいて、正直、本当に緊張した」と当時を振り返り、「正直その撮影が終わったあと、私は絶対女優さんにはなれないって思ったんです」と明かした。白鳥麗子を再演することについては「34年ってすごい歴史だなと思って。感慨深いというか。すごく、34年自分はこの仕事をやってきたんだなということも思い出したし、すごく思い出に残る撮影でした」とコメントしている。
ネットでは《私の中で見た目の可愛さで衝撃を受けた芸能人で、10代の宮沢りえを超える人はいない。顔も肌も髪もスタイルも、全部綺麗だった》《りえちゃんはほんとに可愛くて。見ていて元気になれる人だった》《34年前の宮沢さんは本当に透明感あふれる美少女で、とても鮮烈なCMだったことを今でもはっきり覚えています》など当時の衝撃を思い出す人が続出。
「『ミキプルーン』の中井貴一、『マルちゃん 赤いきつね』の武田鉄矢、『フジパン』の松下由樹など、長年同じタレントを起用するCMは多いですが、今回のように同じ役で、しかも34年振りというのは初めてでしょう。似たような例でいうと元サッカー日本代表の前園真聖が1996年にACジャパンの啓発CM『いじめ、カッコ悪い』に出演しましたが、時を経て今年3月に今度は『ネットいじめ、カッコ悪い』で25年振りに出演し、話題となりました。子供の頃に見ていた印象的なCMが、大人になって同じ世界観で作られるといった例は今後も続くかもしれません」(芸能記者)
記憶に残るあのCM。次は誰が登場するのか楽しみだ。
(柏原廉)