黒柳徹子が7月7日、自身のチャンネルを開設し、YouTubeデビューを果たした。テレビで見せる以上に自由な振る舞いにネットでは好評価が相次いでいる。
黒柳は前日の6日、自身の公式インスタグラムで「明日7月7日(水)16:00から、YouTubeを始めます。私のプロフィールからYouTubeに飛べます。みなさん、よろしくお願いします」と予告。リンク先のYouTubeチャンネルは「黒柳チャンネル仮」となっていた。
翌日16時、動画は予定通り公開され、タイトルは「黒柳徹子YouTubeはじめてみます!」。内容は動画収録と知らされず、衣装打ち合わせだと思って収録現場にやってきた黒柳と彼女の衣装全般を担当している友達の田川啓二氏の2人で仮タイトルとなっているチャンネル名を決めるというもの。
黒柳は持ち前の天真爛漫さを発揮。収録中に「アイスクリームとかないの?」と田川氏におねだりし、YouTubeでやりたい企画を聞かれると「音楽家のゴシップ」と提案。続けて田川氏から「徹子さんはオペラ歌手になりたかったんですよね」と質問されると、それに応える中で突然、高音の美声を披露するなどテレビでは見せないお茶目な姿を見せた。
本題のチャンネル名を決める話に入ると、参考として出された数々の人気ユーチューバーや芸能人のチャンネル名を見ながら毒舌も発揮。HIKAKINの「HIKAKIN TV」には「氷川きよし?」と聞き間違え、フワちゃんの「フワちゃんTV」やあいみょんの「あいみょん♪」には「普通じゃない」、松平健の「マツケンTube」に対しては「マツケンサンバがあるから同じようなね」とそれぞれコメント。ついには田川氏から「辛口です」とツッコまれていた。
チャンネル名の候補に対しても「徹子の勝手におしゃべりチャンネル」では「私がとっても勝手な人間に思えない?」と却下。「徹子のおしゃべりチャンネル」では「そんなの普通じゃない」「もっと変わっているほうがいい」と要求。そこから出された「徹子の毒まんじゅう」には2人そろって苦笑。結局、黒柳は「私のこと毒まんじゅうって言った人がいる。私それほど人の悪口言わない」と却下。その後も紆余曲折あって、最終的に黒柳自身が考えた「徹子の気まぐれTV」に決定した。
コメント欄には《どうしてもアイスが食べたい徹子さん可愛すぎる》《歌うまいです。オペラ歌手になっててもおちゃめな歌手だったんだろうなぁ~》《YouTuberのチャンネル名にとやかく辛口な意見を言う徹子さん好きです》など好評の声が相次いだ。また、《87歳とは思えないほどの姿勢のよさと若々しさ。歴史的にも偉大な方のYouTubeを気軽に見られるとは光栄です!》といった声も。
「黒柳はテレビ女優第一号の1人であり、国内でテレビが放映開始された1953年2月1日から現在までテレビに出続けています。いわばテレビ界の生けるレジェンドがYouTubeに進出したことに。テレビでは見られない素の顔も初回からのぞかせていましたし、新たな徹子ファンも増えるのではないでしょうか」(芸能記者)
次回は7月14日に生配信する予定の「徹子の気まぐれTV」。どんな気まぐれトークが飛び出すのか楽しみだ。
(柏原廉)