俳優の山崎育三郎が8月10日、第103回全国高校野球選手権大会の開会式で大会歌「栄冠は君に輝く」を独唱した。
山崎は高校生のような白いシャツに黒いボトムスで登場。歩いて甲子園球場のグラウンドの真ん中まで行き、アカペラで独唱。「栄冠は君に輝く」を3番まで歌い上げた。
この姿にネットでは《素晴らしい。「エール」を思い出した》《山崎育三郎さんの歌声や朝ドラで見た経緯を思うと、とても胸が熱くなりました。素晴らしかった》《今や山崎さんに相応しい歌となりましたね。感動しました。来年もお願いします》《これ、本当は去年の予定だったのかな? 圧巻の歌声でした。現地で聴けた皆さん、よかったね!》など絶賛の声が殺到。
「山崎は20年前期のNHK連続テレビ小説『エール』で、『栄冠は君に輝く』を歌った伊藤久男氏をモデルにした佐藤久志役を演じ、劇中でも同歌を独唱で披露しました。当時は夏の全国高校野球大会が中止となった直後の撮影だったため、ほぼ1年ぶりに同じ場所で披露したことになります。ドラマ屈指の名シーンだったため思い出した人が多かったようです」(芸能記者)
山崎は同日、インスタグラムを更新し、大会歌の独唱を行ったことを報告。自身と甲子園についての思い出にも触れながら「僕の中で、今日『エール』が完結した気がします」とつづり、感謝の気持ちをコメントした。
山崎にとっても忘れられない一日となったようだ。
(柏原廉)